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実はブレグジットこそが安倍政権に大打撃を与える可能性

米中よりも、統計問題よりも…

歴代首相が口にした「ある言葉」

時代をさかのぼる昔話で恐縮だが、池田勇人首相は政権が大きな難題に直面すると、心配する側近に対して「山より大きいイノシシは出ない」と語っていた。心配するな、何とかなる、という意味合いだ。

当時の首相秘書官であった宮澤喜一氏もよく耳にしたのだろうか、後に自らが首相の座に就いてから同じ言い回しをしていたことは知られている。

不思議なことに、宮澤首相時代以前の竹下登政権、そして続く海部俊樹政権下で隠然たる影響力を誇った金丸信元自民党幹事長もまったく同じ言葉「山より大きいイノシシは出ない」と、当時の平河記者クラブ所属の政治記者に語り、煙にまいていたのだ。

ひるがえって今、安倍晋三首相の目の前に「山より大きなイノシシ」は現れていないのか。出るとしても、小さいイノシシですませたいというのが安倍政権の本音である。

厚生労働省の「毎月勤労統計」不正調査問題は深刻である。立憲民主党(枝野幸男代表)を始め野党は2月4日から始まる衆参院予算委員会を手ぐすね引いて待っている。

 
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