精液を医学的に調べたら「宝の山」だった

実は精しょう(液体)が重要
木原 洋美 プロフィール

血液検査や尿検査にならぶ検査方法になる

精液検査の可能性は、妊活以外にも広がっている。

「たとえばテストステロンは、妊孕性だけでなく、男性更年期にも関係ありますし、仕事での充実感やモチベーションの高さにも関係しています。男性の活動性を測るのに、精液以上の検体はないと思います。

リスクをとってでも挑戦しようというチャレジング精神もテストステロンと関係があるとしたら、病気予防や妊活とは違う、精液検査の使い道があるのではないでしょうか。

それともう1つ大事だと思っているのは、研究がものすごく少ないということです。今わかっている成分とか、わかっていることだけで話すと、精液について言えることかなり少ない。

状況としては、健康診断に、尿検査とか血液検査がなかった時代と一緒。これらの検査が実施されるようになってから、本当にいろいろなことが分かるようになり、治療や病気予防に役立つようになりましたよね。精液検査もいつかそんな時代が来る。我々はそのフロンティアだと思っています」

左からダンテの瀧本氏、萩原氏、福士氏

精液というのは非常に敏感で、体調の変化がいち早く表れるらしい。

「たとえば高熱を何日も出すと生殖機能が損なわれたり、放射線に被爆して、本人の生命は助かったけど子どもはできなくなったなど、生殖機能は敏感であるという仮説を僕らは持っています。弊社の取締役CTOであり、排卵と受精の仕組みに詳しい広島大学大学院生物圏科学研究科の島田昌之教授も同意見です。

つまり、精液検査は様々な体調の変化がいち早く分かる、男性にとっては理想的な検査になるのではないかと思うのです」(瀧本さん)

 

近い将来、男性の健診の大半は、精液検査で済む時代が来るかもしれない。ただしそれには今、できるだけ多くの男性が、検体提供に協力する必要がある。

というのも医師のもとにあるデータは、病人のものばかり。健康な人の精液がいったいどんな状態をしているのかは、まだよく分かっていない。そして健康な人と比較しない限り、病気の人の精液の特徴も分からない。

ダンテの精液検査キットはAmazonでも購入可能。この機会にぜひ検査を検討していただきたい。

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