これで「おひとりさま」も怖くない!今から年金を増やす3つの方法

心もおカネも自由な将来を手に入れる
岩城 みずほ プロフィール

今から年金を増やす方法

人生100年時代の後半戦を、お金の不安から自由になって生きられるように、年金を増やす方法があります。今からできるものを順にお話ししていきましょう。

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1、専業主婦も働き、自分で社会保険料を納める

まずは、今しっかり働いて、自分で社会保険料を納めることです。

離婚を考えている場合はもちろん、夫と死別後の「おひとりさま対策」としても、自分の年金をつくることは有効です。

2、自営業の人、その妻が年金額を増やす3つの方法

2つ目は、自営業や自営業の妻など第1号被保険者の人が、老齢基礎年金を増やす方法です。以下の3つがあります。

(1)保険料納付済期間が40年に満たず、満額受給できない人は、60歳以降も任意加入をする(条件あり)。

(2)月額400円の付加保険料を納めると、「200円×付加保険料納付月額数」の付加年金を受け取ることができる。

例えば、付加保険料を10年間(合計4万8000円)納めると、65歳から老齢基礎年金に年額2万4000円が上乗せされます。つまり付加保険料を納めた分は2年間で元が取れることになります。もちろん、一生涯受け取ることができます(ただし、国民年金基金の加入者は、付加保険料を納めることはできません)。

 

(3)国民年金基金に加入する。

一口いくらの掛け金を納めることで、65歳以降、「老齢基礎年金」に上乗せして年金を受け取れます(ただし、iDeCoと併用する場合は、拠出金の合計金額の上限は6万8000円)。

3、年金を「繰り下げ受給」する

そして、年金を「繰り下げ受給する」ことで、年金を増やすことができます。

繰り下げは、「老齢基礎年金だけ」でも、「老齢厚生年金だけ」でもできますし、「両方とも繰り下げ」もできます。年金受給を70歳まで繰り下げると、「ひと月繰り下げるごとに0.7%」が増額されるので、「42%」も年金額を増やせます。おおよそ、81歳を超えて生きれば得をします。

例えば、老齢基礎年金しかない人でも、77万9300円(2018年度)を110万6606円にできるのです。増額率は一生続きます。

注意点もあります。年金の家族手当に当たる「加給年金(※)」は、夫が繰り下げ受給をするともらえなくなります。また、繰り下げても増額されません。つまり、もらわない期間は全くの損となってしまうので注意が必要です。加給年金は老齢厚生年金とセットですので、老齢基礎年金だけ繰り下げ受給をするという方法もあります。

詳しくは、最寄りの年金事務所にお問い合わせください。

現在、政府は、さらに70歳以降に年金の繰り下げ受給ができるよう、制度の検討をしています。受給を遅らせれば、毎月の受給額もさらに積み増しされる見通しです。

(※)厚生年金の被保険者期間が20年以上ある夫が65歳になった時、妻が夫より年下なら、妻自身が老齢基礎年金を受給できる65歳になるまで毎年支給される(複数の条件を満たす必要がある)。金額は年間約39万円(夫の生年月日により異なる。2018年)。