これで「おひとりさま」も怖くない!今から年金を増やす3つの方法

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岩城 みずほ プロフィール

「ねんきんネット」をチェックせよ

次に、「老齢厚生年金」です。

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厚生年金の被保険者期間(会社員としてお勤めした期間)があって、必要な資格期間を満たした人が65歳になった時に、「老齢基礎年金」に上乗せして支給されるのが「老齢厚生年金」です。

離婚した場合、専業主婦だった人は「老齢年金」としては、自分の「老齢基礎年金」と「婚姻期間中の夫の老齢厚生年金のうちの、最大半分」を受け取れます。しかし、大した金額にはなりません(企業年金のある人は、企業年金も分割の対象です)。

例えば、婚姻期間30年間の夫の老齢厚生年金額が月10万円の場合は、その半分の5万円です。自分の老齢基礎年金と合わせて、多くても毎月12万円弱ということになります。

自営業の方の場合は、「老齢厚生年金」がありませんので、40年間、年金保険料を支払っていた場合で、月6万4940円ほどです(2018年度の場合)。

夫婦共に会社員の場合は、お互いの「老齢厚生年金」を合算して折半します。妻の収入のほうが多い場合は、夫へ年金を渡すことになります。

熟年離婚をすると、互いに生活が苦しくなることを覚悟しておかなければなりませんね。

また、男性よりも寿命が長いとされる女性は、離婚をしなくとも、配偶者が他界すれば、等しく「おひとりさま」になります。

おひとりさまになった女性も、収入が大きくダウンします。

 

このような収入ダウン対策としてできることはやはり、貯蓄を増やしておくこと。それに加えて、年金を増やすことも考えてみましょう。

年金を増やす方法は3つあります。

ただ、その話をする前に、現時点で将来年金がどのくらい受給できるのか、「ねんきん定期便」の見方を知っておきましょう。

「ねんきん定期便」は毎年、誕生月にハガキで送られてきます。さらに35歳、45歳、59歳は、詳細版が封書で届きます。

さて、この「ねんきん定期便」、50歳未満と50歳以上では見方が異なることを知っていましたか?

まず、50歳未満の人の「ねんきん定期便」には、これまでの加入実績に応じた年金額が記載されています。ですから今後、保険料を納め続けると、この金額は増えていきます。

「老齢基礎年金」は、1年間保険料を納めると、だいたい2万円増えると考えます。

「老齢厚生年金」は、「ねんきん定期便の金額+60歳になるまでの年数×平均年収×約0.0055」で計算できます。

例えば、40歳で平均年収が500万円の人の場合、あと20年間保険料を納めると、「20年×500万円×約0.0055=55万円」となり、現在のねんきん定期便の金額より55万円増えることになります。

一方、50歳以上の人の「ねんきん定期便」は、現在加入している制度に、60歳まで同じ条件で加入し続けたものと仮定して計算した場合の見込み額が記載されています。

ねんきんネット」では、登録してアクセスキーを取得すれば、より詳細な年金の加入記録や見込み額を確認することができますので、ぜひご覧になってください。