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これで「おひとりさま」も怖くない!今から年金を増やす3つの方法

心もおカネも自由な将来を手に入れる
貯金、保険、教育費、住宅ローン、老後資金……人生100年時代、「一生、お金に困らない人」はどんな準備をしているのか? そんな女性の疑問に応えるのは、ファイナンシャルプランナーで『腹黒くないFPが教えるお金の授業』などの著書がある岩城みずほ氏だ。近年、増えている「熟年離婚」。しかし、自由と引き換えに、「おひとりさま」の老後は経済的に苦しくなりがちだ。そうならないためには、早いうちから「年金を増やす」準備をすること。岩城氏にその方法を教えてもらった。

「熟年離婚」した女性の末路

最近、こんなご相談を受けることも増えてきました。

「熟年離婚を考えていますが、離婚しても、この先、経済的に困らずにやっていけるでしょうか」

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2016年の離婚件数は約21万7000件(厚生労働省「人口動態統計」〈2016年〉より)で、同年に結婚したカップル数の3分の1にあたります。今や、離婚は珍しいことではなくなりました。気持ちの離れた相手とストレスを抱えながら生きるより、別れたほうが幸せなこともありますよね。

でも、気持ちはスッキリしても、現実的に気になるのは、やはり「お金」のこと。

女性に収入があれば、心機一転、いくらでも人生をやり直すことが可能です。そのためにも、仕事を続けておくに越したことはありません。

経済的自由は、人生を自由にするからです。

問題は専業主婦のケース。十分な慰謝料をもらえればいいのですが、そうでない場合は、生活が立ちゆかなくなる可能性が大きくなります。できれば離婚前に、就職先を見つけるなど生きる術を見つけ、準備万端にしておきたいもの。

リタイア後の熟年離婚も同じです。月々に使えるお金がぐっと減ることを覚悟して、より周到な準備をする必要があります。

ほとんどの場合、婚姻期間中に築いた財産は折半になりますが、考えなくてはならないのは老後。特に専業主婦だった人は、年金生活は苦しくなると覚悟しておきましょう。

 

ここで「年金の仕組み」をちょっと説明しておきます。

公的年金制度は、職業にかかわらず20歳以上60歳未満の人が共通して加入する国民年金(基礎年金)と、会社員・公務員などが加入する厚生年金があります。

それぞれの給付には、老後の生活を支える「老齢年金」の他、前回の記事でも紹介した「障害年金」「遺族年金」があります。

「老齢年金」には「老齢基礎年金」と「老齢厚生年金」があります。

「老齢基礎年金」ですが、20歳から60歳になるまでの40年間の全期間、保険料を納めると、65歳から満額の老齢基礎年金(2018年4月からの年金額は、満額で77万9300円)が支給されます。毎月、6万4940円ほどです。

会社員の夫の扶養に入っている方で、年収130万円未満の方は、保険料の支払いが免除されます。また、従業員501人以上の会社で、週20時間以上働き、年収が106万円以上の人も社会保険上の扶養から外れます。

また、「老齢基礎年金」を受給するためには、「保険料を納めた期間」と「保険料を免除された期間」が10年(120ヵ月)以上あることが必要です(詳しい受給要件は、日本年金機構のホームページで確認してください)。