株価暴落に怯えない「毎月1万円・積み立て投資家」たちの凄み

投資を長く続けるのに大切な1つのこと
藤野 英人 プロフィール

投資を続けるのに大切な「たった1つのこと」

以前、ひふみ投信のお客様に毎月送っている運用報告書のメールの開封率を確認したところ、30%程度でした。つまり7割くらいの人は、自分の運用残高を見ていなかったのです。

〔photo〕iStock

また、私がお客さまとお話していると「年に一度くらい、思い出したときに見てみると、思ったより増えていてびっくりする」といった声もよく聞きます。

投信を積み立てるメリットは、実はこの「忘れていい」ことにもあると私は思っています。投資というのはあくまで人生の一部であって、パワーや時間をたくさんつぎ込んでやるべきものでもないと思うからです。

毎日相場を気にしたり、「いつ買うか、いつ売るか」と気をもんだりすることなく、仕事や家族と過ごす時間を大切にできるのが積立投資のいいところです。

ただし、積立投資を続けていくためには1つ、大切なことがあります。

それは「長い目で見れば、未来は明るい」ということを信じられるかどうかです。

 

「日本は少子高齢化で衰退していくだけだ」という悲観的な見方を持ち、「日本にはたくさんのすばらしい企業があり、情熱を持ち、工夫し、頑張ることで成長していくのだ」ということを信じられないのであれば、株式に投資すべきではないでしょう。

「日本や世界の未来は明るい」「人類は進化していく」ということに対して否定的な人は、そもそも投資に向きません。

未来を信じていればこそ、相場が下がったときも投資を続けることができます。その意味で、積立投資を続けることは未来を信じる力を持つことでもあるのです。