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発達障害の人も挫折しない「片づけ」、 必要なのは3ステップだけ!

当事者ならではの"片づけスキル"

ほかの人も、こんなに苦労しているのかな?

片づけが苦手で、たびたびものをなくしたり、ものの置き場所を忘れたりしてしまう方は、このような気持ちになったことがあるのではないでしょうか?

ことに、発達障害の人たちは「片づけが苦手」とされています。自分もアスペルガー症候群を持ち、発達障害児やその家族などへの相談業務をされている村上由美さんも、かつては「片づけられない女」だったそうです。しかし、ある出来事をきっかけに「片づけ」に目覚め、いまや友人や相談者にアドバイスをするまでになり、ついには1冊の本にまとめてしまいました。

そんな村上さんが掲げるのは、「片づけに必要なのは3ステップだけ」ということ。いったいどんなステップなのでしょうか? 村上さんの片づけシステムを、『発達障害の人の「片づけスキル」を伸ばす本 アスペルガー、ADHD、LD……片づけが苦手でもうまくいく!』から見てみたいと思います。

イラスト・マンガ/花津ハナヨ

【イラスト】あれ! どこだっけ?
ほかのやつもこんな苦労してるのか? オレがダメ過ぎるのか?

いきなり「捨てるものを決めろ」は、難しい!

ネットで「片づけ」「片付け」で検索すると、じつに多くのサイトや記事がずらりと並びます。

思えば、物心ついてよりこのかた、「片づけなさい!」と叱られ、お尻をたたかれてきているはずなのに、片づけが苦手な人のいかに多いことか! 村上さん、そもそも「片づけ」ってなんでしょう?

私は「家にあるものや新たに買ったものなどを、適切な場所に移動し、その場所からあぶれたものは減らし(処分し)、次に出しやすいようにしまうこと」と考えています。

まさにその通りなのだけれど、それが難しい! それができない! どうして、やり遂げることができないのでしょうか?

村上さんは、大半のいわゆる「片づけ本」が、最初に「ものの要・不要」を迫るけれど、片づけが苦手な人は「要・不要」が判断しがたいため、この段階で挫折することが多いと指摘します。

片づけが苦手な人はここですぐ挫折します。要・不要を判断する基準が明確になっていないと判断に迷うばかりで片づけが進まず、自信喪失するからです。

片づけが苦手な人にとっては、たとえば量を決めるにしても「しまい場所に入りきる分」のような目に見える尺度に沿って進めていくほうが、現実的で実行しやすいでしょう。

なるほど。「断捨離」という言葉が流行したのは記憶に新しいところですが、部屋に散乱し、クローゼットからあふれんばかりのものを前にして、「要・不要」を即断できる人は、なかなかいません。

そもそも、すんなり判断できる人なら、いつも整理・整頓バッチリな環境が維持できているはずで、今さら片づけに重い腰を上げる必要はないでしょう。

しかし、我々はそうではない!(胸を張って言うことではないけれど)

片づけられない歴=年齢、の私はいったいどこから手をつけてよいのかさえ、わかりません。村上さん、どうしたらよいでしょう?

【マンガ】片づけ本を参考にしてもすぐ挫折
  子どものいるCさんの場合 片づけ本を参考にしてもすぐ挫折 マンガの拡大画像、前半はこちら後半はこちら