金融資本5000万円をつくるのは常識的な投資法では無理な理由

皆が勧める分散投資には罠が…
鈴木 貴博 プロフィール

10%複利を30年間続けたら元本は17倍に!

世界一の天才と呼ばれたアインシュタイン博士によれば、人類最大の発明は複利だといいます。ほんの数パーセントの金利でも、複利でどんどん増やしていけば長期的にはとんでもない金額に増えていくのが複利のマジックです。

手元に仮に100万円あるとして、それを複利で30年間増やしていった場合、年利1%なら130万円にしかなりませんが、年利3%なら240万円、年利5%なら400万円(4倍)、年利10%なら1700万円(17倍!)に元金は増えます。

この複利の力を最大限に利用し、搾取する側に回って金融資本を増やすことを考えましょう。ここで私たちが目をつけるべきは、ラスボスであるアメリカの資本家の投資先、具体的にはアメリカの株式市場のインデックス(株価指数)です。

アメリカの株式市場は世界経済に連動しているということが重要です。アメリカの超大企業は国内だけではなく世界全体で儲けています。アップルもP&GもエクソンもGEもフィリップ・モリスも、みなグローバル市場を相手に拡大しています。

ですからラストベルト地域のようにアメリカの国内市場がみすぼらしい状況になったとしても、これらの企業の株価は世界経済の成長率で増えていくことが期待できます。今世紀に入ってからの富の格差をつくり出している原動力がアメリカ株なのです。

日本の株は安心できない

これから先の世界経済は、新興国や発展途上国の新下流層の拡大によって成長を続け、こういったアメリカの大企業たちがその成長機会を取り込んで成功していくだろうというのが私の見立てです。

その考え方からすれば、長期的安定的に自己資金を運用する対象には、アメリカの株式市場のインデックスを選ぶことが正解だと思います。

 

ちなみに他の国の株式市場は私なら選びません。日本の株式市場には、日銀の政策で一時的に株価が膨らんでいるといった人為的な歪みがあります。また東芝事件でわかるとおり、上場株式に対する情報開示とその不正に対するペナルティも曖昧で恣意的です。その点では安心して長期投資ができる市場ではありません。

中国の株式市場も活況ですが、こちらは情報公開がさらに信用できないうえに投機熱が高すぎて株価が乱高下しています。それらと比較してアメリカの証券市場は比較的フェアに動いているというのが私の認識です。

では、本格的なサバイバルのための投資法の解説に移りましょう。

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