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相続税を自分で申告して大損する人が続出中! リスクと対処法まとめ

間違えるとウン千万円も払い過ぎる

相続税の申告は自分でもできる

私どもはこれまで、相続税専門の税理士事務所として、数多くの方の相続税申告をお手伝いしてきました。相続税の申告は確定申告などに比べると難易度が段違いですから、税理士に依頼する人がほとんどです。

しかし中には、「税理士に依頼しなくても自分で申告できるのに」ともったいなく感じるケースもあります。税理士報酬は高額ですから、自分でできるのならそれに越したことはありません。

自分で申告しても良いのはどういう人なのか、また、自分で申告するとどのようなリスクがあるのか、実際の事例を交えて解説していきたいと思います。

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相続税が「0円」。それでも申告が必要なケース

Aさんはお父様を亡くし、約2か月後に私どものところへ相談にいらっしゃいました。お電話で聞いた限りだと、金融資産の総額は3000万円程度。ここにさらに、自宅の土地と家屋が加わってきます。申告が必要かどうか微妙なラインなので、一度相談させてほしいという話でした。

結果から言うと、Aさんの場合、相続税はかかりませんでしたが、相続税の申告は必要でした。実は、相続税が0円だからといって、申告が必要ないとは限らないのです。

例えば、「小規模宅地の特例」や「配偶者の税額軽減」など、申告しないと使えない特例を使う場合は申告が必要になります。

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相続税を自己申告しても「問題ナシ」はこんな場合

では、Aさんは申告を税理士に依頼しなくてはいけないのでしょうか? 必ずしもそうではありません。

Aさんのように、財産が金融資産(現金や預貯金)と自宅程度であれば、自分でも申告書は作成できます。相続税の申告書を作成する上で難しいのは土地の評価です。不動産が少なければ、ハードルは低くなります。

 

逆に、自宅以外の土地を相続する場合は、なるべく税理士に相談して下さい。特に、賃貸アパートを所有している場合や農地や山林を相続する場合は、かなりの専門知識が必要になります。

自分で土地の評価をして失敗した事例を紹介しましょう。

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