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軽自動車の「届け出済み未使用中古車」が増える理由とトクする買い方

軽自動車の闇…?

日本で一番よく売れる軽自動車

2018年(暦年)には、国内で約527万台の新車が販売された。この内の35%が軽自動車であった。

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2018年に日本で最も多く売れた車種は、軽自動車のホンダN-BOXだ(24万1870台)。2位はスズキスペーシア(15万2104台)、3位は日産デイズ+デイズルークス(14万1495台)、4位はタント(13万6558台)、5位は日産ノート(13万6324台)になる。国内販売のトップ4車は軽自動車で、5位になってようやく小型車のノートがランクインした。

ちなみに1980年頃は、軽自動車の販売比率は20%前後だった。1990年に排気量が今と同じ660ccに拡大され、全長の枠も3300mmに伸びて、販売比率も25%に増えている。さらに1998年に軽自動車の規格が改めて拡大され、全長が今と同じ3400mm、全幅は1480mmになると、販売比率は30%に達した。近年はさらに拡大して、35~37%で推移している。

 

軽自動車が増えた背景には、複数の理由がある。まずは軽自動車の商品力が高まったことだ。冒頭で触れたN-BOX、スペーシア、デイズルークス、タントは、すべて全高が1700mmを超える背の高い軽自動車で、後席側のドアはスライド式になる。以前はスズキワゴンR、ダイハツムーヴなど、全高が1600~1700mmで後席のドアを横開きにした車種が売れ筋だったが、今は状況が変わった。1700mmを超えるスライドドア装着車が、軽乗用車全体の40%以上を占める。

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このタイプの軽自動車は、実用性が抜群に高く、大人4名が快適に乗車できる。特に驚かされるのが後席の広さだ。

例えばN-BOXの場合、後席のスライド位置を最後部に調節すると、身長170cmの大人4名が乗車して、後席に座る乗員の膝先空間は握りコブシ4つ分に達する。トヨタセンチュリーは、全長が5mを軽く超える最大サイズの国産セダンだが、同じ測り方をして後席の膝先空間は握りコブシ3つ半だ。後席の前後長は、N-BOXがセンチュリーよりも広い