40代貯金ゼロなら、何が何でも「月5万」の積み立てを始めよう

これで「年金不安」も怖くない
中野 晴啓 プロフィール

始めるなら若いうちがいい

では、もう少し頑張って、若いうちから月5万円の積立投資を続けていたら、30年後、あるいは40年後に、どのくらいの資産を築くことができるでしょうか。

まず30年間、年平均3%で積立投資を続けた場合の最終元利合計金額は、2913万円です。40年間、同じ利回りで積立投資を続けた場合だと、何と4630万円にもなります。

4630万円の資産を築くことができたら、老後の生活はほとんど何の心配もいりません。退職金が1000万円だとしたら、合計で5630万円の資産総額になります。

5630万円を、65歳から95歳までの30年間、同じく年平均3%の利回りで運用しつつ、毎月取り崩した場合、月々の取り崩し金額は23万6000円にもなります。これに公的年金で受給できるお金を加えれば、老後の生活はとても安定したものになるはずです。

積立で大事なことは、月々の積立金額をできるだけ大きくすることに尽きます。

積立金額が大きければ、無理な運用もせずに済みます。

 

たとえば、30年間の積立期間で2230万円をつくろうとした場合、月々の積立金額が2万円だと、年6.5%の利回りで運用する必要があります。でも、月々の積立金額を5万円にすれば、必要な利回りは年1.4%で済みます。

年6.5%と年1.4%とでは、負わなければならないリスクは雲泥の差です。改めて言うまでもありませんが、より高いリターンを得るためには、より大きな不確実性という名のリスクを負わなければなりません。

そのリスクを負った結果として、高いリターンが得られることもありますが、場合によってはゼロリターン、あるいはマイナスリターンになることも覚悟しておく必要があります。

でも、年1.4%のリターンなら、それほど大きなリスクを負うことなく、達成できるでしょう。