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# 飲食店 # 自己啓発

今の仕事がイヤでたまらない人に必要な、週1時間の「本質タイム」

本当は何がやりたいの?
倒産危機にあったレストランが、1つ3000円のガトーショコラだけで年商3億円の有名店に成長……。そんな大逆転ホームランを放った張本人が、「ケンズカフェ東京」のオーナーシェフで、著書『余計なことはやめなさい!』を刊行したばかりの氏家健治氏だ。氏家氏は「自分にとっての本質」を見つけることで、どん底から抜け出したそう。その経験から、自分を見つめ直す「本質タイム」をつくることを勧めている。本人にくわしく教えてもらった。

なぜいまの仕事を選んだのか

唐突ですが、あなたはなぜ、いまの仕事を選んだのですか?

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「余計なことをやめる」ためには、「何が余計か」を見極める必要があります。そのためにはまず、「余計じゃないこと」を特定する必要があります。

余計じゃないこと。つまり、本質であり重要なこと。

要は、あなたにとって、何が本質なのかを見つける必要があるのです。

本質的なこと、それは、あなたの仕事や人生を真に豊かにするもののことだと私は思います。先の質問は、そのための質問です。

誰もが自分の人生を豊かにするために生きています。幸福に向かって、日々進んでいる。仕事もその線上にあります。

親の事業を仕方なく継いだ、生活のために好きでもない仕事をしている、自分の能力が低いせいでやりたくないことに従事している……。

読者の中にはそんなふうに考えている人もいるかもしれません。それでも無数にある選択肢のうち、いまその仕事に従事しているのは、あなたの選択です。特に本書の読者は会社や店の経営者が多いでしょうから、自社を畳んでほかの仕事に就くこともできるはずです。

 

何が言いたいかというと、この国ではすべての人が人生を豊かにする方向に歩き出して行く自由が保証されている(職業選択の自由)、ということ。

その前提で、あらためて考えてほしいのです。あなたはなぜ、いまの仕事を選んだのか、を。

親の事業を嫌々継いだのであっても、生活のためや能力のせいで好きでもない仕事に就いているのであっても、無数にある選択肢の中から選んだのですから、わずかではあるかもしれませんが、何かしら「ここに惹かれた」というポイントがあるはずです。

さらに、仕事で経験を積むうちに、「この仕事のここは面白い」「こういう点にやりがいがある」「こういう場面でうれしかった」などと、見えてきたものがあるのではないでしょうか。少なくとも100%嫌でたまらない仕事に就いているのではないはずです(もしもそうなら、即刻辞めて別の仕事を探すか、しばらく休養することをおすすめします!)。

そうであれば、あなたにとって、その仕事の何がどんなふうに喜びなのか、それをぜひ考えてほしいのです。それが、「あなたにとっての仕事の本質的な価値」です。もっとも重要なことです。