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38歳専業主婦が不倫夫から「1億5000万円」をゲットした凄テク

泣き寝入りしてたまるもんか
露木 幸彦 プロフィール

夫の「本当の収入」を突き止めた!

じつは、医師のなかには勤務先の病院とは別に複数の病院を掛け持ちし、他の病院からも報酬(アルバイト代)を得ているケースがあります。聖さんの場合、夫は病院に泊まり込んで家に戻らなかったり、休日なのに仕事へ出かけたりして不自然な行動をとっています。

もしかすると夫は大学病院での勤務が終わった後、自宅ではなく別の病院に足を向けていたのでは。休みの日も別の病院へ向かったのではないか。しかも、別の病院が友人の病院だとしたら友人が夫のために独身寮を用意するのも合点がいきます。なぜなら、医師不足の昨今において当直を引き受けてくれる医師は貴重なのです。

「主人から聞き出そうとすれば逆ギレするでしょうし、教えてくれそうにありません。どうしたら良いのでしょうか?」

聖さんは不安そうな顔をしますが、役所で発行してくれる書類のなかに所得証明書(課税証明書)があります。前年度の所得が書かれていますが、これはすべての所得です。もし、夫が別の病院でアルバイトをし、アルバイト代を受け取っている場合、確かに大学病院の源泉徴収票には反映されませんが、所得証明書には計上されるのです。

 

もちろん、個人情報保護法が存在するので、役所は原則、本人の承諾なく公的書類を発行しません。しかし、所得証明書の発行に限っては便宜上、夫は妻の、妻は夫の書類を申請すれば発行してくれることが多いのです。

案の定、聖さんが手に入れた所得証明書の給与の欄には1600万円ではなく「2100万円」と書かれていました。夫は別の病院から500万円の報酬を得ていたという意味です。

これで夫は毎月75万円の給与を失っても、まだ800万円(賞与の300万円、アルバイト代500万円)も残っているのだから夫1人の生活費としては十分でしょう。もちろん、病院の掛け持ちによって身体や精神を酷使するのだから、夫が途中で倒れなければという条件付きですが。

「本当にこれだけなの?もっと稼いでいるじゃないの、どうなのよ?!」

聖さんが激しく詰め寄ったのですが、夫は妻に寝首をかかれるなんて夢にも思わなかったでしょう。秘密中の秘密を暴かれたのだから心中穏やかではなく、赤面しっぱなし。何よりプライドの高い夫が自尊心を土足で踏みにじられるのは我慢ならなかったのか、「好きにしろ!」と投げやりな感じで聖さんの提示した条件を承諾したのです。

娘さんが医学部を卒業するのは17年後の24歳。母親の家政婦代は毎月52万円×17年間(204ヶ月)=1億608万円となります。