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38歳専業主婦が不倫夫から「1億5000万円」をゲットした凄テク

泣き寝入りしてたまるもんか
露木 幸彦 プロフィール

夫の懐がスッカラカン

「実家の母に来てもらうつもりです。娘のことはこっちでやるんだから、主人は母にお給料を払うべきですよね!」

2つ目は母親の「家政婦代」です。

もともと聖さんが看護師の仕事は必要最小限にとどめ、娘さんと一緒に過ごす時間を確保することを望んでいたのですが、時短勤務の求人を探したところ自宅周辺の病院は通常勤務ばかり。やむを得ずフルタイムで働くことにしたのですが、仕事と家庭を両立するのは時間的、体力的、そして気持ち的に不可能でした。

そのため、平日は実家の母親に来てもらい、娘さんの送迎、食事、身の回りの世話、宿題や勉強のフォローを頼むことにいたのですが……母親(娘さんにとっては祖母)の役割を家政婦の派遣会社へ依頼した場合、毎月いくらかかるのか。聖さんは見積を出してもらったところ、「54万円」という数字がはじき出されたのです。

「入会金、年会費抜きで計算しても1日2万7000円、毎月20日です。母のお給料は54万円にしたいと考えています!母を家政婦にするんだから当然ですよね?!」

聖さんいわく毎月54万円とは別に入会金として5万円、年会費として1万円もかかるそう。娘さんの同級生の家庭ではフィリピン人のシッターを雇っている家庭も多いようです。

しかし、夫の手取は毎月75万円ほど。毎月20万円の学費に「母親の家政婦代」を上乗せしたら、夫の手元には何も残りません。夫は夫で自分の食費、水道光熱費、家賃などが発生するのだから現実的とは言えないでしょう。

 

実際のところ、派遣会社は料金から手数料等を差し引いた残りを家政婦に渡しており、料金=家政婦代ではありません。仮に母親がプロの家政婦と同じくらいの家事や育児を行うことができても家政婦代の54万円をそのまま「母親の給料」に適用するのは無理があるのでは? と私は指摘したのですが、案の定、夫は難色を示したのです。

<家政婦派遣会社の見積(1日あたり)>
通常料金(9時~17時)2,300円/1時間→3時間/日=6,900円
夜間割増(17時~22時)2,300円+575円/1時間→3時間/日=8,625円
交通費(実費なので仮)=1,000円
家庭教師オプション2,300円+1,500円/1時間=3,800円
家事オプション(料理3種類)2,300円+1,200円=3,500円
学校へのお迎え4,000円

「俺の収入のうち4割は残業手当なんだぞ!外科がどれだけ忙しいのか分かっているのか?決して望んで残業しているわけじゃないんだ。

ほとんど寝る間もなく働いて休日出勤は当たり前。飯もまともに味わえないし、ある意味、自分の命を削って稼いでいるんだよ!収入が多いのは事実だけれど、そのことを見越して何でもかんでも養育費だって言うのは納得いかないな!!」

実際、夫の財布は打出の小鎚のように振れば振るほど底なしに金が湧き出るわけではなく「底あり」です。夫の予算内に養育費を設定しなければなりませんし、予算オーバーなら「ないものはない」のです。

聖さんが夫から渡された源泉徴収票に書かれてる金額は年1600万円。毎月の手取額は75万円から学費(20万円)と家政婦代(54万円)を支払えばスッカラカン。確かに給与とは別に賞与(年300万円)があるとはいえ「主人はボーナスを取り崩して毎月の生活費にすればいいでしょ!」と詰め寄るのは常軌を逸しており、夫が承諾するとは到底思えません。では、聖さんはどうすればいいのでしょうか。