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# 離婚

38歳専業主婦が不倫夫から「1億5000万円」をゲットした凄テク

泣き寝入りしてたまるもんか

娘の学費2640万円を払ってください

私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきました。職業別で見ると、医者の離婚はとても多い。中には、トラブルに発展する相談も増えています。

今回私のところにきた「医者の離婚」の相談は、同じ病院内で不倫する夫に対して、離婚を突き付けた女性のケースです。医者の離婚トラブルでは妻側が言いくるめられて不利になるケースも多く見てきましたが、今回はむしろ相手が医者であるということを逆手にとって離婚問題を解決をしたケースです。結果を先取りすれば、医者である夫から合計で1億5000万円もの金銭支払を約束させることに成功したのです。

では、どうやったのでしょうか。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。年齢は現在)>
吉岡孝允(42歳)→勤務医(妻が知る限り、年収1600万円)
吉岡聖(38歳)→専業主婦 ☆今回の相談者
長女 吉岡きらら(7歳)→吉岡夫婦の娘

今回、離婚するにあたり聖さんが望んでいたのはインターナショナルスクールの学費、家政婦代、そして医学部の学費の3つです。順番に見ていきましょう。1つ目はインターナショナルスクールの学費です。

「娘の学費も当然、請求できますよね!」

娘さんは現在、インターナショナルスクールに通っているため、聖さんは離婚して母子家庭になっても引き続き通わせたいと考えていました。

とはいえ、現在の学費は毎月20万円。出産から現在までの間、夫に反対されて働けなかった聖さんですが、さすがに離婚後は働かないわけにはいかないので10年ぶりにナース帽をかぶることを決めましたが、ブランクが長すぎるせいで病院に看護師として採用されても、年収は良くても500万円程度。聖さんが自力でインターナショナルスクールの学費を納めるのは無理があります

 

もし、せっかくインターナショナルスクールを受験し、合格したのに親の都合(学費未払い)で公立の学校への転校を余儀なくされたら、娘さんはどうなるでしょうか。娘さんは「いくら頑張っても見えない力が働いて努力が無駄になる」と思えば、今後の人格形成に悪影響を与えるでしょう。しかも、今まで通い慣れた学校、仲良くなった先生や友達、顔見知りになった通学路の人たちを失うのだから当然のことです。

入学の書類には夫が署名しており、何より夫が学費の納付義務者になっているようです。そのため、聖さんは離婚してもインターナショナルスクールの学費をすべて夫が出すべきだと言いますが、どうしたら良いでしょうか。

ここは、夫の『プライドの高さ』に焦点を当てるのが大事です。「〇〇ちゃんは学費を払えなくて学校を辞めたらしいよ」。そんなふうに学校や近所、親戚中で噂を立てられたら、夫のプライドはどうなるでしょうか。「医者で十二分にお金を持っているのに娘の学費を滞納し、中途退学に追い込んだ最低最悪な父親」と醜聞されるのは夫にとって耐え難い屈辱でしょう。聖さんは「娘のため」ではなく「自分(夫)のため」という点を強調することで夫を説得したのです。

もちろん、娘さんの進路は現時点で定かではありませんが、例えば、15歳でインターナショナルスクールを卒業し、私立の高校へ入学した場合の学費のことを考え、18歳まで毎月20万円をいう金額を設定しました。具体的にいうと20万円×11年間(7歳から18歳までの132ヶ月)=2640万円です。