近年話題になっているソーシャルレンディング。その名前は聞いたことがあっても、実際どんな投資なのか分からない、という人も多いかと思います。
ソーシャルレンディングとは、お金を必要とする借り手と、お金を運用したい貸し手を結びつけるサービスです。
ソーシャルレンディングの事業者は、インターネット経由で不特定多数の投資家から資金を集めて束ね、企業などへ貸し付けます。
つまり、ソーシャルレンディングの本質は「金貸し」。古くからもっともシンプルな金融であり、財産を為す手段として有名な貸金業を、個人が間接的に行えるという金融商品なのです。
例えば10%の金利で借り手にお金を貸し出し、ソーシャルレンディング事業者が2%の手数料をもらうとします。この時、投資家には差額の8%が分配されることになります。
私はソーシャルレンディングに8000万円を超える資金を投資し、年間400万円ほどの不労所得を得ています。2018年は少し損害もありましたが、それを差し引いても利益は350万円以上です。
手取り350~400万円と言えば、サラリーマン所得としては決して少なくないでしょう。つまりソーシャルレンディングは私にとって、1人で2人分を稼ぎ出す手段となっているわけです。
ソーシャルレンディングは、広義で言えば「クラウドファンディング(不特定多数から資金を集める仕組み)」の一種です。
クラウドファンディングにはさまざまな種類があり、集めた資金をどのように使うかで、寄付型、購入型、融資型、投資型などに分けられ、投資型はさらに、ファンド投資型、不動産投資型、株式投資型などに分けられます。
このうちの融資型クラウドファンディング、つまり集めた資金を「融資する」サービスを別名、ソーシャルレンディングと呼びます。
ソーシャルレンディングには、下記のようにさまざまなメリットがあります。
まず何といっても、利回りが高いこと。
ソーシャルレンディングの利回りは平均で年6~7%くらい。超低金利時代である今の日本では、この金利は魅力的です。さらに案件の大半は、担保や保証により保全されています。
このような高金利ができる理由は、経営が順調であっても事情があって銀行からの融資を受けにくい企業があるからです。例えば、創業から間もなかったり、短期間の借入であったりした場合、銀行はあまり貸し付けを行おうとしません。
そういう資金の需給ギャップを埋めるのが、ソーシャルレンディングというわけです。