# 節約 # ミレニアル

もはやユニクロすら高い?「コスパ」重視な若者たちのお金のリアル

「安さ追求」の先に待つミライ
横川 楓 プロフィール

これはミレニアル世代より少し上の世代(アラフォー世代)のお話になりますが、総務省のデータを見てみると、未婚で、収入が低く、職自体が不安定で、親に生活自体を頼っているいわゆる「パラサイト・シングル」と呼ばれる人たちの数も、バブル期と呼ばれる1980年代後半から、最近に至るまで約4倍も増加しているのです。

ミレニアル世代もこのまま年を重ねてどうなっていくのか……、少し怖い気持ちになってしまいますよね。

photo by istock

また、私たちミレニアル世代は奨学金を多く抱える世代でもあります。所得が低く、手元に残るお金が少ない中で、家賃、光熱費、食費を支払い、奨学金の返済まで毎月数万円抱えている……。

これでは、何万円もする洋服や、高い食事に手を出せない。でも、ある程度は良いものは欲しいと考えた結果、「コスパ」を重視せざるを得ないというのが現状というわけです。

ただし、コスパを追求すると、失敗をすることもあります。私自身も経験がありますが、安いと思ってネットショップで買った服が着た瞬間壊れるといったような、「安かろう悪かろう」という言葉のとおり、品質の低いものもたくさんあります。

高くて良いものを買えるに越したことはないのです。それができないから、ミレニアル世代はコスパを念頭にお金を使おうとする。決してコスパがいいものが心から欲しいというわけではないのが、多くのミレニアル世代の発想でしょう。

 

手元に残るお金が年々減少

さらに、私たちの手元に残るお金が少ない原因の一つとして、ここ数年の日本社会の変化、すなわち「収入から減っていくお金・引かれていくお金の増加」で、私たちの手元に残るお金というのが年々減っていることがあります。

まずは1989年から導入された消費税。数年ごとに税率があがり、2019年には10%に増税されます。さまざまなキャッシュバックキャンペーンなども検討されていますが、それがダイレクトに私たちの生活に金銭的な余裕を与えてくれるかというと、そうではないでしょうし、今後も増税がされるなんて議題も検討されています。2019年1月7日からは、海外旅行へ行くのにも1000円税金がとられるようになりますからね。

また、以前は引かれていなかったボーナスからも社会保険料が引かれるようになったり、平成の初期から今に至るまでで社会保険料の負担も増え、少子高齢化の影響で年金がさらに必要になれば、毎月の社会保険料として引かれる金額も、今後も年々増え続ける可能性も否めません。

たとえ増税がされたとしても、社会保険料がたくさん引かれたとしても、それに伴った給料の増加、経済の潤いや社会福祉の充実が私たちの実感としてあれば、そこまで反発もないのでしょうが、それが私たちミレニアル世代自身になかなか感じられないというのが、きっと私たちの将来に対する不安に大きく繋がっているのだと思います。