# 医療費

ある日突然、胃潰瘍になったら家計崩壊した「アラサー女子」の悲劇

こんな病気でこんなにカネがかかるのか
黒田 尚子 プロフィール

子宮筋腫は急増!30代女子に起こりやすい病気は?

真奈美さんが入院した原因は胃潰瘍だったが、30代女子は子宮周りの病気に悩む人が多く、とくに30代から急激に増加するのは「子宮筋腫」による入院である。

子宮筋腫というのは、子宮にできる良性の腫瘍のこと。成人女性の4人に1人がもっているといわれるくらい発生頻度の高い病気で、実は筆者も発症している。

見つかった当時は、20代半ばで、まだ独身だったが、診察を受けた医師と相談して、不妊や流産の原因にもなるということで、子宮を残して腫瘍だけ摘出する手術を受けた。

後日、主治医から摘出したものの写真を見せてもらったが、「え、こんなものが私のお腹の中にあったのか」というくらいの大きさで驚いた覚えがある。

子宮筋腫は、生理不順や生理時の出血が多い、貧血などの症状が出ることもあるが、自覚症状がない場合もあり、妊娠して見つかったという人もいるだろう。

このほかにも、子宮周りを中心に、30代女子がかかりやすい病気として、次のようなものには気をつけておきたい。

<30代女子が注意しておきたい病気>
◇帝王切開・異常分娩
◇子宮内膜症
◇卵巣のう種
◇子宮頸がん
◇バセドウ病
◇関節リウマチ
◇うつ病・不安障害 など

2週間の胃潰瘍の入院でかかった費用は「約29万円」…

30代は、20代に引き続き、妊娠・出産にかかわる病気にも要注意なのだが、働く30代女子にとって、うつ病や不安障害などを発症する人もいる。

厚生労働省の調査によると、過労でうつ病など精神疾患を発症する3割が30代だという。従来のうつ病とは異なる「非定型うつ病」も20~30代の若い女性に多い。

 

このタイプのうつ病の場合、従来のうつ病のように始終落ち込んでいる状態ではなく、気分は憂鬱なのだが、好きなことをするときには元気が出る。症状や対処法が異なり、なんともやっかいでわかりにくい。

このように、30代女子があらかじめ起こりやすい病気を知って、予防につとめることも大事だが、併せて、経済的備えも重要である。

前掲の真奈美さんが、今回の入院でかかった費用をみてみると、総額約29万円となっている(以下、内訳)。

<費用の内訳>
・病院に支払った医療費(3割負担)…約20万円
・入院中に必要な生活雑貨代…約3.5万円
・ペットホテル代…約2.5万円
・お見舞い返し・お礼の費用…約3万円

働く30代女子であれば、払えない金額ではないだろうが、それでもある程度まとまった金額には違いない。