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大炎上したローラ「辺野古工事中止呼び掛け」をどう考えればよいか

セレブのポピュリズムについて

「ローラ発言」はなぜ批判されたのか

「美しい沖縄の埋め立てをみんなの声が集まれば止めることができるかもしれないの。名前とアドレスを登録するだけでできちゃうから、ホワイトハウスにこの声を届けよう」とInstagramで辺野古基地工事中止を求める署名を呼びかけたローラ。

どうしてローラの発言がこんなにも話題になり、そして批判されたのだろうか?

芸能人による政治的な発言はいまやめずらしくない。松本人志の「ワイドナショー」や坂上忍の「バイキング」といったTV番組で、芸能人が政治や社会について議論し、しばしば炎上している。

むかし、ローラはくりぃむしちゅーの有田哲平と共演し、二人の熱愛報道をネタにして話題になったことがあった。ふたりが出演した「全力!脱力タイムズ」は報道番組の体裁をしたコント番組で、お笑い芸人がコメンテーターを務めるニュース番組のパロディになっている。

 

例によって、ローラの署名呼びかけは芸能人らによって議論された。爆笑問題が司会を務める「サンデー・ジャポン」では、デーブ・スペクター、テリー伊藤、西川史子、堀江貴文らによって激論がかわされたが、ローラへの批判はだいたい次のようにまとめられる。

ローラの署名呼びかけは、発言の必然性が感じられない。辺野古基地問題にはこれまで関心もなく、考えたことはなかったのではないか。その証拠にこれといった対案もなく、「美しい沖縄」という誰でも言えることしか言っていない。彼女のやっていることはハリウッド俳優のマネでしかない……。

しかし、工事中止の署名をした芸能人はほかにもいたが、なぜローラだけここまで話題になったのか? これまでのローラの芸能人としてのイメージとのギャップが、驚かれたのではないか? はっきり言ってしまうと、ローラは「頭が悪い」イメージゆえに話題になり、そして批判されたのではないだろうか?

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最近はTV番組の出演がめっきり減って、CMでその姿を見るだけになってしまったが、「オッケー」が流行語になったころのローラのイメージは、敬語を使わない「タメ口」キャラだった。「できるかもしれないの」や「登録するだけでできちゃう」というくだけた表現にその頃の名残りを見ることができる。

ローラの登場後その人気に続けと、ダレノガレ明美といった「タメ口」をきく女性の「ハーフタレント」が増えた。「タメ口」の理由として敬語を使う習慣がなかったからとしばしば説明される。

しかし、ウエンツ瑛士といった男性の「ハーフタレント」がきっちりとした敬語を話すのはなぜなのだろうか。女性であることと「タメ口」であることには関係があるのではないか。

「タメ口」を話す男性の「ハーフタレント」に元AKB48の川崎希と結婚したアレクことアレクサンダーがいるが、彼がいまひとつ人気が出ないのは男性だからではないだろうか。