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6400人を調査して分かった!「働き方上位5%社員」の80の特徴

いますぐ実践できることばかりです
越川 慎司 プロフィール

5%社員への近道とは

次の特徴は、「月曜日の夕方にブルーになる」ということです。

一般的な社員の場合、一番ブルーになるのは「月曜日の朝」か、「水曜日の昼頃」です。

休日が終わってまた働かなきゃいけないのかという憂鬱と、「週末まで、あと二日も働かなきゃいけないのか…」という気持ちに襲われるからでしょう。これは、皆さんも実感があると思います。

では、なぜ5%社員の場合、「月曜日の夕方に憂鬱を感じる」のでしょうか。

彼らは一週間を充実させるために、月曜日にもっとも多くの、かつ重要な仕事を入れるのですが、なかなか思い通りに進まないことがある。特に、自分の周りは「月曜日から働きたくないなあ」と思っている人が多いため、なかなか月曜日の午前から、スピーディーには動いてくれないものです。

ここで「ああ、今日はちょっと仕事が滞ったな」という気持ちを抱えてしまい、その不満が募る月曜日の夕方に、ブルーになってしまうのです。

 

また、社内の情報共有会議は圧倒的に月曜日に開かれることが多いのですが、ほかの社員にとっては「週末のだらけ心を少しずつ仕事モードに変えていく」ための会議が、5%社員にとっては「退屈な時間」となってしまうことも、月曜日の午後に落ち込んでしまう理由の一つです(だから私はクライアント各社に、情報共有だけの定例会は禁止、意思決定が必要な役員会を開催するなら水曜日朝、と進言しています)。

では、逆に5%社員が最も充実を感じているのはいつでしょうか。もうおわかりですね。そう、金曜日の夜です。

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月曜の夜に一旦落ち込んだ気持ちを建て直し、徐々に仕事の効率を上げていき、金曜日の夕方にはその週にやるべきことをすべて終える。そして、また来週も仕事を頑張ろう、という充実感を得るのです。「5%社員」のこういった「復元力」(レジリエンス)は変化の激しい時代に対応するために必要な能力です。

ちなみに、一般の社員が幸せを感じるのはいつかというと、土曜日の朝でした。これは簡単な話で、目覚ましに起こされずに済むからなのでしょう。しかし、それは充実感ではなく、むしろ解放感から来るもの。我慢労働からの解放が幸せだと感じているとすると、ちょっと寂しい気がしますね。

いかがでしたか? 5%社員の時間の使い方、参考になったでしょうか。すべてをすぐに取り入れるのは難しいかもしれませんが、まずは、少なくとも2週間に1回、15分でいいので振り返りの時間を作ってみてください。

そうすれば自分の仕事の無駄が見えてきます。それを一つずつ消して達成感を得る。そこで得た学びを次につなげることを習慣化するのです。すると、目に見えて仕事が改善されていることが分かり、「働くこと」の意識も変わります。

実は我々の調査でも、5%社員は自分の意識が高いとか、意識を変えようということを日々思っているわけではないことがわかってきました。振り返りと修正を自然に繰り返していったことで、ポジティブな変化を生み、その変化を楽しむことで、意識が変わっていったのです。

振り返りをして、次に行動を起こして、ポジティブな変化に気づくこと。これが、5%社員への近道なのです。

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