1月20日 ウィークボソンの発見(1983年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1983年のこの日、スイスのジュネーブにある欧州原子核研究機関(CERN、セルン)の研究者カルロ・ルビア(Carlo Rubbia、1934年- )が、素粒子ウィークボソンの存在を裏付ける現象が確認されたことを発表しました。

【写真】カルロ・ルビア氏
  カルロ・ルビア氏 photo by gettymages

ウィークボソンは、素粒子を崩壊させる弱い力の運び役(媒介役)です。不安定で、すぐに崩壊してしまうため、自然界には存在せず、そのため加速器で人工的に作り出す必要があります。

CERNの実験では、高エネルギーで加速した陽子と反陽子のビームを数十億回も正面衝突させ、約7億回につき1個の割合でウィークボソンが生成されたことが確認されたそうです。

さらにこの2ヵ月後には、別の素粒子Zボソンも発見され、この実験を率いた業績により、ルビアは翌1984年にノーベル物理学賞を受賞しています。

発見からわずか1年での受賞というのは驚きの早さです。それだけ、この発見の物理学的な意義が大きかったんですね!