3000万円貯めたければ、いついかなる時も「積立投資」を継続せよ

お金も時間もない人はこれしかない
中野 晴啓 プロフィール

積立投資は「下降局面」に強い

たとえば次のように1万口あたりの基準価額が変動したとしましょう。

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1カ月目……1万円

2カ月目……1万2000円

3カ月目……1万1000円

4カ月目……9000円

5カ月目……7000円

6カ月目……8000円

この時、毎月3万円ずつ積み立てた時、購入口数は次のようになります。

1カ月目……3万口

2カ月目……2万5000口

3カ月目……2万7272口

4カ月目……3万3333口

5カ月目……4万2857口

6カ月目……3万7500口

定時定額購入をすると、購入総口数は19万5962口になります。ちなみに、積み立てた総金額は6カ月目で18万円となりますが、6カ月目の時価が8000円なので、保有口数の評価額は15万6769円になります。

 

確かに損失が生じてはいますが、たとえば1カ月目に一括で18万円分を買い付けて

いたら、どうなるでしょうか。18万円分ということは、買い付けた総口数は18万口です。そうなると、6カ月目に基準価額が8000円になった時の保有口数の評価額は14万4000円です。

この比較でもわかるように、一括購入した時に比べて、定時定額購入したほうが、損失額が小さくて済みます。これは、基準価額が下げた時に、その分だけ多くの口数が買えているからです。

つまり、定時定額購入によるドルコスト平均効果は、価格が下落している時ほど、高い効果が得られると考えられます。逆に、価格が上昇の一途をたどっている時は、価格の上昇に伴って購入口数が減っていきますから、むしろ定時定額購入のほうが不利になります。

とはいえ、前述したようにマーケットは、常に上昇し続けるとは言い切れません。

確かに上昇局面では不利なドルコスト平均法ですが、下降局面では相応のメリットをもたらしてくれるのです。長期の資産形成をする際は、その両面を見る必要があります。

最終的に、20年、30年という長期の資産形成をする過程においてドルコスト平均法は、大きなメリットをもたらしてくれるはずです。そして、そのメリットを最大限に享受するためには、長期投資を心がけることが肝心です。