3000万円貯めたければ、いついかなる時も「積立投資」を継続せよ

お金も時間もない人はこれしかない
中野 晴啓 プロフィール

相場心理のワナにご注意を

人間は誰でも、自分の判断が誤っていたのを、素直に認めたがりません。一度利益確定させたら、多くの人はさらに値上がりしていく様子を見たくありませんから、きっと投資を再開することなく、じっとしていると思います。

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逆に、損失が生じて撤退した人は、そこが大底で上昇に転じたとしても、自分の判断を優先して、「相場はさらに下がる」と思いたがります。実際のマーケットはすでに上昇トレンドに移っているのに、自分は「まだ下がる、まだ下がる」と思い込んでいますから、投資を再開できず、結果、退場を余儀なくされてしまうのです。

こうした相場心理のワナに引っかからないようにするためには、いついかなる時も、積立投資を継続していくのが一番です。

マーケットは、常に上げ下げを繰り返しています。リーマンショックのような、「100年に一度」と思ってしまいがちな大暴落に直面すると、「これでもうすべては終わった」というような気持ちになるものですが、そのリーマンショックでさえ、多くの国の株式市場では、リーマンショック前の高値を抜き、回復しています。上がったものはいつか下がるし、下がったものはいつか上がるのです。

 

そうである以上、上がったから喜んで解約し、下がったから恐れおののいて解約するというのは、長期の資産形成において、絶対にやってはいけないことなのだということが、おわかりいただけるのではないでしょうか。

相場の心理ということを見ても、銀行引き落としのような形で、マーケットの上げ下げに関係なく、ひたすら淡々と積み立てていく積立投資がよいということが理解できると思います。それが最後の最後に笑う秘訣なのだと心に決めて、積立投資を続けるようにしてください。

「ドルコスト平均法なんて全くの無意味」と言う人がいます。

初めて聞いた方のために説明すると、「ドルコスト平均法」とは、一度に購入せず、分割して同額を定期的に投資する手法(定時定額購入)のことです。金融商品は価格が上下しますが、毎月分割して購入していれば、リスクを分散できる、という考え方に基づく購入法です。