Photo by iStock

3000万円貯めたければ、いついかなる時も「積立投資」を継続せよ

お金も時間もない人はこれしかない
40代貯金ゼロでも、定年までに3000万円。はたしてそんなことが可能なのだろうか? 資産運用会社「セゾン投信」社長で、『普通の会社員が一生安心して過ごすためのお金の増やし方』などの著書がある中野晴啓氏によれば、今からでも間に合う「正しい」お金の増やし方があるという。それは長期的な「積立投資」。大事なのは、とにかく継続することだという。中野氏にその心がまえとポイントを教えてもらった。

大事なのは途中でやめないこと

積立投資のよいところは、途中で心が折れずに続けられる、ということです。

Photo by iStock

マーケットは何年かに一度、大きく下落します。マーケットが大きく下落すると、これまで積み立ててきた投資信託の評価額も、大幅に下落します。どれだけマーケットが急落し、保有している投資信託に大きな損失が生じたとしても、積立投資の場合、それを継続する必要があります。

でも、大概の人は損失額がどんどん膨らんでいく状況を見て、途中で怖くなります。

「このままだと、資産が半分になってしまうのではないか」などと、最悪の状況を考え始めるのです。そして、その恐怖心が最大に膨らんだところで、積立投資をやめてしまうのです。

また、それとは逆に、儲かったから積立投資をやめてしまうというケースもあります。今から3年ほど前、アベノミクスで相場全体が底上げされた局面において、個人の方が、それまで積み立てていた投資信託を全額解約する動きが広まりました。

「ある程度、儲かっているうちに解約して利益を確定させたい」という気持ちも、わからないではありません。

 

ただ、それでは値動きを追いかけて売買を繰り返す投機と、何も変わりません。マーケットが上昇している時に、利益確定の解約をするというのは、投機筋の行動パターンと同じです。

長期的な資産形成をするうえで大事なことは、とにかく積立投資を継続するという点に尽きます。値上がりしたから利益確定のために解約する、値下がりしたら恐怖に駆られて解約する、ということの繰り返しでは、いつまで経っても資産を築くことはできません。

よく考えてみてください。利益確定のための解約をしたところが天井かどうかなんて、誰にもわかりません。それは、壮大な上昇局面の、ほんの入口に差しかかったところかもしれません。あるいは、値下がりしたから怖くなってすべて解約したところが実は大底で、そこから上昇に転じるケースもよくあることです。

たとえ、利益を確定させた後、さらに上昇すると読んで再び積立を始められたとしても、節約してしまった資金は、すべからく反転上昇相場には乗れていないわけで、上昇局面にできるだけ資金を乗せていなければ、財産づくりはおぼつきません。