広島が人的補償で長野を指名した「財務状況」

かつての「赤貧」球団ではありません

巨人OBは総じて手厳しい

年明け早々、ビッグニュースが飛び込んできました。FA権を行使して巨人に移籍した丸佳浩選手の人的補償として、広島が長野久義選手を指名したのです。2億1千万円の穴を2億2千万円で埋める――。一見すると大型トレードのようでもあります。

巨人OBからは一様に手厳しいコメントが飛び出しました。

まずは西本聖さん。

<優勝へ向け「よし、行くぞ!」という時にチームの中心となるベテラン選手がたて続けにいなくなるのはどうなのか。選手は「自分だってどうなるか分からない」という不安な気持ちになる。これでチームが1つになれるのか。チームに良い空気は流れないと思う>(日刊スポーツ1月8日付)

 

続けて中畑清さん。

<28人のプロテクト枠から外したということは戦力として認めず「ウチはいらない。どうぞ持っていって」と言ったのと一緒。それなのに球団社長は内海のときの「大変残念」に続いて「断腸の思いです」だって。だったらプロテクトしときなさいよ。悪気はないんだろうが、出される選手の気持ちが全く分かっていない>(スポーツニッポン1月8日付)

巨人のフロントには、高額年俸のベテランを広島が狙うはずがない、という思い込みがあったのかもしれません。というのも2013年オフに巨人が広島のFA選手・大竹寛投手を獲得した際には、入団2年目の一岡竜司投手が人的補償の対象だったからです。

また巨人は1999年オフに江藤智さんを広島からFAで獲得していますが、この時は金銭補償でした。