採用の限界…「史上最高の人手不足」に見る中小企業の未来

有名企業ばかり受ける就活生が陥るワナ
トイアンナ プロフィール

大手の隙をつく中小採用の活路

そして大手企業のこういったミスマッチにこそ、中小企業の採用における活路が見えてくる。

「大手だから、早く帰れるとは限らない」「中小だから、ブラックとは限らない」といった会社員の”常識”は学生にとって新鮮なニュースだからだ。
 
また、「うちは中小だが、その代わりに学生へ早期に〇〇を与えられる」と強みを打ち出す企業も採用が成功しやすい。

 

たとえば広告代理店のdofは、「ブラック企業dofに入社しないほうがいい10の理由」という挑戦的な採用ページを作り、学生の目を惹いた。

よく読めば、労働時間は長いものの1年目から海外出張、高級なお店での飲み会、電通クラスの給与など一定の学生に刺さる採用ページとなっている。

ブラック企業dofに入社しないほうがいい10の理由

中小企業が大手と同じように「あれもこれもできますよ」と言っては、ウソになってしまう。しかし大手も現場と乖離した採用条件を学生へ見せているのは事実だ。

そのスキを突く形で「ウチは確実にこれができますよ」と強みを全面に押し出せば、優秀な学生を確保できる。

逆に言えば、そこまで振り切った採用活動をトップが許容できるかどうかが、2020卒の採用のカギとなるだろう。

日本に大手企業はわずか0.3%。これからの採用を担うのは、中小企業とベンチャーである。

【参照】
・20年新卒採用、大企業は好調 中小企業は苦戦の見込み 売り手市場で広がる格差
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1812/19/news108.html
・売り手市場の新卒採用ではドタキャンも! イマドキの就活生獲得の「傾向と対策」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181224-00008929-toushin-bus_all
内定競争倍率「高い50社、低い50社」はどこか
https://toyokeizai.net/articles/-/61377?page=2
「ブラック企業dofに入社しないほうがいい10の理由。」
http://dof.jp/recruit/recruit.html