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セカンドオピニオンの意外な「落とし穴」、間違えると大変なことに!

あとから後悔しないために
週刊現代 プロフィール

ドクターショッピング

自分の考える治療法や要望に固執するあまり、思いが叶うまでセカンド、サード、フォース……と右往左往する患者もいる。

順天堂大学医学部病理・腫瘍学教授の樋野興夫氏は「これが最悪のパターンだ」と言う。

「セカンドオピニオンの基本的な目的は、ファーストオピニオンの『補完』です。もちろん最初の医者の診断が明らかに間違っている場合は、違う治療法を提案しますが、本来は『その治療法で大丈夫ですよ』と、患者さんを安心させてあげるのがセカンドオピニオンの大きな役割です。

しかし、中には、自分が望む診断をしてくれる医師を探し続けた結果『ドクターショッピング』(医療機関を次々と受診する状態)になる人もいます。その間にも病状は進行しているので、手遅れになるケースもある」

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セカンドオピニオンでも失敗する患者の多くは、ファーストの医者と十分な話し合いが行われていない。『殺される患者、生かされる患者』などの著書がある児玉医院(茨城県)副院長の児玉知之氏が語る。

セカンドオピニオンに来た患者さんから、前の医者の悪口を聞かされるのは正直いって、気分がいいものではありません。この患者はクレーマーになりかねないと判断され、『じゃあ、あなたの思う通りの治療法でいいんじゃないですか』と適当に扱われる可能性もあります。これは患者さんにとって非常に損です」

 

主治医の機嫌を損ねたくないばかりに、紹介状も持たずに勝手に他の病院に行く患者も少なくない。

紹介状がない場合でも、窓口で5000円を追加で払えば、「初診の外来」として診察を受けることはできる。ただし、過去の検査データがないと、一から検査のやり直しとなるため、時間的なロスも大きい。

セカンドオピニオンは使い方次第で、不利益を被ることもある。そうならないためにも、まずは目の前の主治医としっかり話し合ってほしい。