1月18日 物理学者の南部陽一郎が生まれる(1921年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

その先見的な研究から「物理学の預言者」とまでいわれた、物理学者・南部陽一郎が、1921年(大正10年)のこの日、日本の東京府東京市に生まれました。

1943年に、東京帝国大学を卒業した南部は、戦争中はレーダーの研究に携わり、戦後は東京帝国大学、大阪市立大学で素粒子論の研究を開始します。

1952年に、朝永振一郎の推薦を受けて渡米し、以後、研究の拠点をアメリカに移すことになりました。2008年にノーベル物理学賞を受賞した「自発的対称性の破れ」の研究の他にも、ヒッグス粒子の予言につながる研究や、「ひも理論」の提唱など、その業績は現代の物理学において必要不可欠なものとなっています。

常に新しいアイデアをもっていた南部は、他の物理学者から「10年先が知りたければ南部に聞け」といわれていたのだとか。2015年の7月15日に死去した南部先生には、これから先の10年がどう見えていたのでしょうか。

【写真】南部陽一郎
  南部陽一郎氏。シカゴ大学で photo by gettyimages

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