日本株の「クリスマス暴落相場」で株を投げ売った素人投資家の末路

20年後に大後悔することになる
山崎 俊輔 プロフィール

「2つの想定」と「1つの準備」が大切なんです

もしこの「2つの想定」ができれば、次にこれを前提とした「1つの準備」が行えることになります。それは「財産の何割を投資に入れるか」という判断です。

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私たちのほとんどは投資の割合をなんとなく決めています。「とりあえず100万円株を買う」とか「ざっくり財産の半分くらい投資する」といった具合です。

実はこれが間違いの始まりで、想定以上の下落に巻き込まれるとき投資を続けられなくなる原因になります。「投資割合は資産の6分の1とする。定期預金500万円があるのだから、投資資金100万円分については30%下がったとしても焦る必要がない」のように合理的に投資金額を決めれば、日経平均株価が2万円を割れようとも焦る必要はないのです。

 

20年後に99%勝てる投資の方法

ところで、あなたがもっとラクをしてお金を増やしたいとお考えであればもっと簡単で確実性の高い投資方法があります(というと怪しい勧誘のようですが)。

それは2018年からスタートした「つみたてNISA」のアプローチを採用することです。実はこれだけで投資の勝率を限りなく100%に近づけることができます。

金融庁のWEBに、つみたてNISAの解説資料が掲載されていますが、そこに積立投資の試算があります。これをみると20年の定期的な積立投資を行えば、ほぼ100%の確率で運用成績はプラスに終わることと、むしろ高利回りになることが示されています。

方法をシンプルに説明すれば以下のやりかたを実行するだけで、私たちは運用成績をほぼ確実なものにできるのです(しかも、一度設定すればあとは自動的に実行することができる)。

1.定期的な積立投資を行う(スタートはゼロ円からでいい)
2.ローコストのインデックス運用を選択し、国内外に分散投資する(該当する投資信託を最初に選ぶだけ)
3.株価が下がろうと上がろうと積立投資を継続する(といっても自動的に引き落とすだけ)
4.プラスになっているときだけ売る(下がっているときに焦って売らない)

4つもやることがあるようにみえますが、実はこれ「最初の1回」の手続きだけやればあとは自動的に実行させることができます。

銀行口座の引き落とし残高が不足しないよう注意しておくだけですし、それすら給与振り込み日の翌日あたりに引き落とし設定ができればミスする可能性もなくなるからです。