2018年のIPO案件を総括すると見えてくること

さて、2019年はどうなる…?
田中 博文 プロフィール

株式時価総額は7兆1807億円から4億8000万円まで

公開価格で計算した株式時価総額の分布ですが、従来は2014年が100億円未満で全体の60%、2015年は72%、2016年は75%と小型化していたのが、2017年は100億円未満で64%と回復して来ましたが、2018年は68%となりました。一番小さいのは、FUJIジャパンで4億8100万円でした。本件は札幌アンビシャス銘柄であり、マザーズの上場基準である株式時価総額10億円を超えられないための上場市場選定と思われます。

また、時価総額で一番大きかったのは、ソフトバンクの7兆1807億円でした。

 

初値騰落率は80勝9敗1分け

90社の公開価格に対する初値の騰落率は、初値が公開価格を上回ったケースが80社、公募割れが9社、公開価格と同額が1社でした。2016年が67勝15敗1分け、2017年が82勝8敗であり、2018年は2017年と同水準でした。また騰落率が100%~200%(公開価格の2倍~3倍)となった社数は30社であり、これも2017年と同水準となります。