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日本株、暴落相場で「勝つ銘柄」を見つける超簡単な方法

個人投資家はこの「30銘柄」でいける

終わらない「ブラック・クリスマス」相場

昨年末はこの世の終わりを思わせるような急落相場が続いていたが、一旦は反転を見せた。

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VIXも一気に35を超えたことから、セリング・クライマックスを抜けて底を打ったと見る向きもあるが、上昇している業種、銘柄を見るかぎりは決してリスクオン相場とは言えず、継続性には大いに疑問が残る。

異常なボラティリティの高騰から不安定感も残り、ブラック・マンデーならぬブラック・クリスマスの危機の連鎖が完全に遠のいたと考えるには材料不足だ。

そこで、今回は今後も継続が想定される波乱相場をしっかりと乗り切るための銘柄を提供したい。

 

相場不安定だから「勝てる銘柄」

今回はいわゆるクオリティ系、リスク系、バリュー系に分類される3ファクターをスコアリングして合成するという手法で銘柄を導き出そうと思うが、その最終的な合成ファクターの効果を見る前に、最初にそれらを構成する各要素の特徴について触れておきたい。

まずは、財務クオリティ系の指標から。

① 財務クオリティ指標:自己資本比率

自己資本比率は、財務系クオリティ系ファクターの代表格である。

自己資本比率が高い企業は、現金を豊富に有し、財務健全性が高く、事業投資や株主還元に対するポテンシャルが高い優良銘柄であることが多い。

そんな自己資本比率の投資効果を見たものが、下記図表(高自己資本比率群のリターン‐低自己資本比率群のリターン)である。

自己資本比率投資効果(高群‐低群)〔出所〕Datastream

見事にTOPIXが下落する局面で強いリターンを生み出していることが分かる。

下落相場において自己資本比率の効果は強固で、相場が不安定になったらまず自己資本比率で銘柄を選定すれば間違いない。

逆に、その後のトランプ相場では一気に逆流し、低自己資本比率の銘柄が強く買われ、高自己資本比率の銘柄が売られているのが分かる。上昇相場では使い物にならないことに注意されたい。