「200万稼いだ子もいるよ」…過激化するSNSパパ活の深い闇

罪悪感はない、というが…
栗田 シメイ

需要が多すぎる

ケースB ノドカさん、ユイさん (17歳・高校2年生)

普段は女子大生と偽って、パパ活を行っているというノドカ。実際は都内の私立高校に通う女子高生だ。身分を偽って活動する理由についてこう話す。

「女子高生だと明かすと、明らかな『ヤリ目』(セックス目的)の男性ばかり寄ってくる。昔、高校生と正直に書いたことがあって、男に言われるままネットカフェの個室に行ったけど、そこで覆いかぶさられて強引に犯されそうになったこともあって……。

男の財布を取り上げ、身分証と社員証を抜き取り『連絡するから』と言うと、慌てて逃げていったから助かったけど。それ以降、女子大生ということにして、最初は友達を連れて会うことにしている」

ノドカが通う高校では学校中にパパ活が蔓延しているという。クラスの複数人がパパ活経験者で、今月はどれくらい稼いだ、という会話が話題に上ることもあるという。

「ウリをやっている子と、そうでない子で分かれるけど、だいたい三分の一くらいの子はやってるかな。私は生理的に無理な相手じゃなければ、ウリもやる。だって、そのほうがラクだもん。これまでパパ活として会ったのが50人くらいで、そのウチ20~30人くらいはヤったと思う。時間も引き伸ばせるし、相手は必ずリピートするしね。

これまでの最高記録は一日に10万円超え。月でいうと、大体30万円くらいかな。私の友達でも、ウリはしないけど、プチでキス、ハグ、フェラで1万5000円のセットという子もいるよ。パパ活って本当に気軽で誰でもできちゃうから、真面目な子でもやってる。需要が多すぎるから、女子高生というだけで誰でもある程度の数のパパはつく」

ノドカと同じ学校に通うユイは、パパ活歴1ヶ月。週4日居酒屋でバイトをしているが、ユイからの誘いもあり、予定が会えばパパ活を優先しているという。

「家庭が裕福じゃなくて、進学費用の足しになればと思って、これまで3人のパパと会った。居酒屋の時給は1時間950円で、パパ活だと1時間5000円。単純な収入でいえば、5倍だから。

ただ、ちゃんとお金をもらえないこともあるんです。最初に会った人は、2時間で1万円プラス交通費の約束だったのに、帰り際に封筒を渡されて中身を確認したら3000円しか入ってなかったり。だから、みんなが言うほど私はパパ活がラクだと感じたことはない。だって、自分のお父さんくらいの男性の話を聞くのって、すごく大変で。基本はつまんない話しかしないから。

だから、極力自分の個人情報を出さないようにしながら、こっちが一方的に話す努力はしている。そのほうが相手も喜ぶし。ただ、私はあんまりそういう振る舞いができなくて、結構人の話を聞いちゃう性格なんですんね。だから、そういうところも含めて向いてないし、今後もどうしようか迷ってます」

また、ユイはパパ活に伴うリスクについても感じることがあるのだという。

「会う段階から、『絶対に制服で着てくれ』とか、『ハイソックスを履いてきてくれ』とか、『写メ』を送って欲しいとか、すごく注文が多いんですね。そういう人とは極力会わないようにしているし、自分のことを『あ、私は商品なんだ」と認識しちゃう。それに、大人になった時に、お金の価値がわからなくなるんじゃないか、という怖さも感じているんです」