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「200万稼いだ子もいるよ」…過激化するSNSパパ活の深い闇

罪悪感はない、というが…

「パパ活で稼ぐ」彼女たちの実像

「私の今の“定期パパ”は2人。パパ活を通して、ここ3カ月間で約10万円ほど稼いだ。友達の中には、パパ活を通じて200万円以上の貯金があるって子もいるよ。私はまだはじめて数カ月だけど、若い女の子と話したり、食事をすることを望むおっさんがこんなにたくさんいるんだってことにすぐに気づいた。だからこそ、いまこの若さを活かさない手はないと思ってる」

偏差値70を超える某国立大付属高校に通うマイさん(16歳、仮名。以下すべて登場人物は仮名)。黒髪のポニーテールヘアに、あらわになっているおでこと太めの眉、黒縁のメガネを合わせた風貌――。「真面目な女子高生」の典型のように映る彼女だが、マイさんはいま「パパ活」でおカネを稼ぐことに夢中だとして、その心境をこう漏らす。

「ちょっと気をつければ親からも学校からも絶対に身バレしないし、危険もない。だからお金が減ってきたら、適当におっさんとお茶したり、買い物行ったり、ご飯に行って手っ取り早くお金を稼ぐ。それが私にとってのパパ活かな」

男性との食事やデートの対価として、「お小遣い」を得る通称「パパ活」。数年前から散見されるようになった造語だが、その若年化が止まらない。言葉が出来た当初はOLや女子大生が中心だったが、いまは女子高生、あるいは女子中学生にまで及んでいる。ツイッターなどのSNSで、「#パパ活JC」、「#パパ活JK」、「#パパ活」といった検索をかけると、驚くほどの投稿数が目に留まるのだ。

筆者は知人を介して、パパ活をしているという複数名に取材をした。関西の高校に通う、ある女子高生はいう。

「多い時には、1日10通ほどのDM(ダイレクトメッセージ)がおっさんから届く。年齢が若ければ若いほど、“有利”になるから、アイコンには実年齢やJK(女子高生)という単語は必ずいれます」

食事やデートだけじゃなくて、セックスなどの性行為を持ちかける女子高生もいるという(「私はやりませんけどね」とこの女子高生は付け加えたが)。

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未成年を対象とした援助交際、女子高生に性的サービスを提供させる「JKビジネス」などは、児童買春、各都道府県の青少年健全育成条例に接触する行為として、厳しく取り締まられてきた。だが、現在SNS上で活発化している「JKパパ活」は、ほぼ無法状態となっている。

「友達もみんなやっているから」
「楽にお金を稼ぐのはパパ活が一番」
「オッサンが若い女の子と話すのはお金を払うのが当たり前」

そんな声が聞こえてくる。彼女たちは日常生活の延長線上かのようなライトな感覚でSNS上で「パパ」を探し、当然のように金銭を受け取っている。“パパ活”という、ポップな言葉の響きがそうさせるのか、事実上の「売春」「援助交際」を行っているという罪悪感や後ろめたさといった負の感情はほとんど感じられない。

それゆえに、気軽にパパ活を行う学生は後を絶たず、そのリスクを認識しているのかも怪しい。

彼女たちは、何を想い、どんなことがきっかけとなってパパ活に没頭していくのか。深刻な社会問題となるであろう「パパ活」の実態を知るため、そのリアルな声を拾った。