Photo by GettyImages

改元カウントダウン…皇居前が「大混乱」に陥る可能性

人が次から次へとやってきて…

平成が終わり、「次の時代」が幕を開けるまで半年たらず。異例ずくめの改元では、前例のないパニックが起こるだろう。新しい天皇とともに迎える「2019年5月1日」前後の出来事をレポートする。

改元カウントダウン 皇居前に20万人が集結…?

平成が終わり、2019年5月1日に次の元号へ変わるまで、あと半年たらずとなった。

改元にともない、4月27日から5月6日までは、10連休となる。そしてその真っただ中にある最大のイベントが「改元カウントダウン」。つまり、代替わりのその瞬間だ。

昭和天皇が崩御したのは、'89年1月7日の午前6時半のことだった。昭和天皇を悼んで、皇居前に置かれた記帳所を多くの人が訪れた。その数は、崩御から翌日の午後8時までに、なんと30万人以上にものぼった。

「今上天皇の即位は、昭和天皇が崩御して間もない中で行われました。即位した当日の儀式は、どこか暗いムードの中で行われたのです」(皇室ジャーナリストの久能靖氏)

Photo by GettyImages

だが今回は違う。天皇の生前退位は、光格天皇以来、およそ200年ぶりとなる。30年前の昭和から平成への改元とは異なり、人々が喪に服すことはない。「新たな時代」は、明るいお祝いムードの中で幕を開けることになる。

カウントダウンの瞬間は深夜であるため、昭和天皇の崩御の際のように、30万人とはいかない。しかし、その時間を多くの人と共有しようと、皇居前に集う人の数は20万人に達するとみられる。

懸念されるのは、興奮した若者たちが皇居前でトラブルを起こすことだ。

今年のハロウィーンには、渋谷で100万人以上が集まり、夜通し大騒ぎを続けた。トラックを横転させた者、痴漢をした者など、計19名が逮捕されている。

人生初の歴史的なイベントに舞い上がった若者が数多く集い、次の日の予定を気にすることなく浮かれて騒ぐことは、容易に想像できる。

さらに、前出の久能氏は、来年10月の即位パレード、そして'20年の1月の一般参賀にも、およそ20万人が集まると予想する。

「退位日と即位日は天皇の姿を直接見ることはできません。新しい両陛下のお姿を近くで見ることができる貴重な機会に、多くの人々が詰めかけるでしょう」

30年前、約4000万円で購入したロールス・ロイスから手を振る両陛下の姿を、テレビ番組などの映像や写真で見たことがある人は多いだろう。

時代の目撃者となる絶好の機会に羽目をはずした人々が、思わぬ「パニック」を引き起こしてしまうかもしれない。