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キャッシュレス決済の戦国時代、2019年の覇者は「この会社」!

LINE Payが一歩抜け出すか?
頼藤 太希 プロフィール

割引・ポイント還元で現金よりお得に!

スマホ決済アプリの1つ、「PayPay」(ペイペイ)が2018年12月4日から実施した「100億円あげちゃうキャンペーン」の話は冒頭でもしましたが、キャンペーン中、PayPayで決済すると、買い物のたびに支払額の20%が戻ってきたのです。そのうえ、抽選で残高の全額が戻ってくることもありました。

 

2019年3月末までに還元総額が100億円に達したら終了、としていたこのキャンペーンは、予定を大幅に前倒しして12月13日に終了。たった10日間で100億円を還元したことになります。多少サービスの不具合も見られましたが、スマホによるキャッシュレス決済の認知度を上げたことは間違いありません。個人経営の小さな店で「PayPay使えます」のステッカーを見かけたときには驚きました。

PayPayの他にも、決済に利用するだけで割引やポイント還元が受けられるスマホ決済アプリはいくつもあります。

現金で買い物をした場合は当然、これらの割引・還元は受けられません。ですから、スマホ決済アプリを使いこなす人のほうが、少しずつ、しかし確実に得をすることになっていくでしょう。

現状、アプリによって利用可能な店舗が大きく異なります。ですから、自分がよく使う店舗で使えるものを選んで利用するのがいいでしょう。また、各社のキャンペーンを比較して、より得なものを選んで利用するスキルも、これからは必要になりそうです。

既存のプラットフォームを持つ会社は断然有利

スマホ決済アプリには、大手もベンチャーも相次いで参入しており、まさに群雄割拠の状態です。とはいえ今後、一時的に増えることはあるかもしれませんが、激しい競争の中でやがて淘汰され、数社に絞られてくるのではないかとみています。

スマホ決済アプリを手がける各社が目指すのは、スマホ決済を含めたお金のプラットフォームとなることです。しっかりした土台を作り、そこに人をたくさん呼び込み、使ってもらうのです。おそらく、生活に溶け込み、当たり前のような存在になりたいと考えているでしょう。

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その際、すでに別の盤石なプラットフォームを持っている会社は、顧客獲得の面で有利だと考えられます。

iPhone擁するアップルの「Apple Pay」や各社のAndroidスマホで使えるグーグルの「Google Pay」も、スマホの機種に依存しますが、使われていく可能性は高いでしょう。

特に『インフラ』として浸透しているLINEの「LINE Pay」や大きな経済圏を築いている楽天の「楽天ペイ」が挙げられます。強大なバック(ソフトバンク・ヤフー)を持つ前述の「PayPay」も使われていく可能性は高いでしょう。