数式やパズルを熱く語り合う「数学イベント」へ行ってみよう

初心者も参加できる2019年イベント
キグロ プロフィール

登壇したくなったら「日曜数学会」へ

数学の魅力に取り憑かれ、気づいたら数学の本や数字ネタを追い求めるようになってしまった……、そんなあなたはもう立派な数学マニア。「自分が理解した数学の知識を誰かに教えたい!」という気持ちになることでしょう。そんな人にオススメしたいのが『日曜数学会』です。

日曜数学会は5分間で数学の発表を行うイベント。自分がいま一番興味のあるテーマを、5分という短い時間にまとめて発表します。

気軽に発表できるためか、ややニッチなネタが多いのが特徴。たとえば、ガリレオ・ガリレイの「月の山の高さを測る方法」を解説したり、「7が合同数(三辺の長さが有理数である直角三角形の面積となりうる整数)であることを証明」したりしました。

難解なテーマを5分間にまとめるのは、簡単なようで難しい。そもそも人に教えるということ自体、とても難しい。1を話すためには、5や10まで理解しておく必要があるためです。しかしそのための発表準備をしているだけで、自分の理解が飛躍的に進みます。単に一人で勉強しているよりも、はるかに効率的なのです。

「日曜数学会」での発表の様子。スカートの型紙を数学的に解説しています

日曜数学会は単なる発表会ではなく、二次会のようなノリで楽しむイベントでもあります。実はこのイベントはなんと6時間にも及びます。5分発表は前半の3時間で行われ、後半の3時間は懇親会として、お酒やお菓子を楽しみながら、同好の士と数学談義で盛り上がります。

聴講のみの参加も可能です。発表の中に気になるものがあったら、登壇者に直接質問したり議論したりすることもできます。

日曜数学会は年3回、1月、6月、10月に開かれています。次回は2019年1月5日(土曜)、東京都内で開催予定。参加費2000円と事前申込が必要ですのでご注意ください。またニコニコ動画にて生配信も行っています。視聴は無料なのでぜひ。

日曜数学会も全国へ拡大しつつあり、札幌と大阪で不定期に開催されています。札幌はおよそ年1回、大阪はおよそ年3回の開催です。詳細は日曜数学会の公式Twitterからご確認ください。

数学の知識なんてほとんどないのに、いきなりイベントはハードルが高い!という方は、以下の数学本で予習してみてはいかがでしょう。理解が深まり、よりイベントが楽しくなりますよ。2019年はぜひ、数学イベントと数学に明け暮れる日々を過ごしてみましょう!

オススメ図書①『はじめての解析学』

数学の三本柱と呼ばれる「幾何」「代数」「解析」のうち、解析学の歴史を俯瞰する一冊

オススメ図書②『今日から使える物理数学 普及版』

物理学で使われる代表的な数学である微分方程式、ベクトル解析、複素関数、フーリエ解析について、そのポイントを解説した入門書です