ソフトバンク・ショックの直撃で、株価が下がる「意外な会社」の名前

今週の「AI株価予報」で読む
マネー現代編集部 プロフィール

すでに株が投げ売り状態に

ソフトバンクの新規上場をめぐる主幹事団には、国内外の主だった大手証券会社が名前を連ねていた。

前出・藤本氏が言う。

「中でも野村證券はソフトバンク株の引受比率が最大で、約2兆6千億円のうち4分の1の約6500億円を販売しています。

しかも、野村證券の収益の源泉である大口顧客中心に販売したため、公募価格割れは大打撃になるわけです」

 

公募価格1500円で買ったソフトバンク株がいきなり1300円ほどにまで下落しているのだから、購入した投資家たちはさっそく大損を抱えていることになる。当然、顧客が損失を抱えることになれば、顧客の株式売買に支えされている野村證券の経営もまた悪化していく。

そんな最悪なシナリオを見越して、野村ホールディングスの株はすでに投げ売り状態。12月21日には年初来安値を更新するほどにまで売り込まれた。

「ソフトバンク株が公募価格奪回しなければ、しばらく株価の下落トレンドが続きそうです」(前出・藤本氏)

携帯事業参入を決めた楽天も「安泰」ではない理由

ソフトバンクショックが市場に余波を広がる中、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』が「下落相場」を予測するのは、ソフトバンクの牙城である携帯事業に参入を発表している楽天(4755)である。

ソフトバンクの「敵失」をもって楽天の携帯事業には光明が出てくるのかと思いきや、そう単純は話ではなさそうだ。

前出・藤本氏が言う。

「楽天はネット通販の大手企業ですが、いまや収益は金融・旅行や、投資事業の評価益・売却益が大きくなっています。ただし、本業のネット通販が、海外のアマゾン、国内ではヨドバシカメラなどの攻勢を受けており、将来的に不安が残る。携帯電話事業への新規参入ではKDDIと提携する見込みですが、この携帯電話事業がこければ『楽天』から『転落』になりそうです」