2019.01.14
# 年金

年金は「夫は70歳、妻は65歳」から受給するのが一番得するワケ

年金事務所が教えない裏ワザもある
週刊現代 プロフィール

妻のパート、1ヵ月早く辞めたら圧倒的に得をした

Cさんの例で説明した「加給年金」は、年間にして約38万円にものぼるので、老後マネーを大きく左右する。

受給条件は大きく2つある。1つは、妻が年下であることだ。妻が65歳になるまで加給年金が加算される。2点目は、夫が厚生年金に20年以上加入していること

ここで見落としがちなのが、妻が厚生年金に20年以上加入していると、もらえないという事実だ。

 

そこで、妻は厚生年金の加入期間を19年11ヵ月までに留める必要が出てくる。1ヵ月の差が、年間約38万円の受給の分水嶺となるのだ。

「若い頃に会社員として働き、結婚後、専業主婦になった方は要注意です。子育てがひと段落して社会復帰された方も多くなり、1ヵ月の差で損をしてしまう人が増えると考えられます」(井戸氏)

たとえば年下の妻が短大を卒業し20歳で就職。30歳で結婚し専業主婦となり、55歳で社会復帰したような例では、加給年金との兼ね合いを考慮したほうがよさそうだ。とりわけ、注意せねばならない働き方がパートだ。

「パートにも社会保険の加入対象が広がっているからです。社会人経験があり、今はパートに出ている奥さんがいるなら、厚生年金の加入期間を調べておきたい」(大神氏)

また、妻が65歳に達して、加給年金がもらえなくなると、振替加算が妻の年金に上乗せされるが、振替加算は加給年金と違って年上の妻でももらえることがあるので、申請を忘れないようにしたい。

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