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一般人もできる!高利回り15%「ヘッジファンド」の始め方とリスク

おカネの執事の知られざる世界
花輪 陽子 プロフィール

怪しいファンドの見抜き方

「100万円から誰でも投資ができます」

プライベートファンドやヘッジファンドと言いながら、当局に登録をしていない怪しいファンドもあります。実際に海外の私募ファンドに投資をして、お金が戻って来なかったという話を身近でも聞いたことがあります。たとえ日本人であったとしてもそれだけで信用してはならないのです。

怪しい金融業者の見抜き方として、当局に登録されているか、会計事務所から監査を受けているか、カストディ銀行を使って資産を分別管理しているかなどを確認する必要があります。これらの体制がしっかりしていないと、最初は誠実に対応するつもりでも、うまくいかなくなるとお金を戻せなくなる可能性が出てくるからです。

当局に登録されているかどうかはシンガポールの場合は、シンガポール金融管理局(MAS)のウェブサイトで確認をすることができます。怪しい業者にお金を払い込んでしまうと、資産運用以前にお金をなくしてしまうからです。

そして、業者も消えてしまうということもしばしばあります。そうなると泣き寝入りになってしまうのです。特に海外だと異議申し立てをすることが難しくなります。

 

ネット検索してもわからない「本当にいいファンド」

また、よいヘッジファンド、プライベートバンカーなどの情報はネットでいくら検索をしても出てこないことも多いものです。なぜなら、マスマーケットを対象にした商品やサービスではないからです。

業界の人なら誰でも知っているような敏腕バンカーもネットではきれいなほどに情報がないのです。優秀な人ほど仕事に忙しく、前に出ることを控え、黒子のようにして職務を執行するからです。まさにお金の執事なのです。

優秀なファンドマネージャーにも顧客が会社員時代からフォローするのでネットなどで募集をする必要もなく資金が集まるのです。こうしたよいファンドはファイナンシャルアドバイザーやプライベートバンカーなどの口コミで広がっていくのです。

プロ向けファンドを上手に使うことでリスクをコントロールしながらリターンを上げることが可能になりますが、怪しい業者にはくれぐれも気をつける必要があります。そのことをきちんと踏まえておけば、高利回り15%のヘッジファンドの世界を楽しむことができるのです。

取材協力:Entail Holdings PTE LTD.(https://eservices.mas.gov.sg/fid/institution/detail/201232-ENTAIL-HOLDINGS-PTE-LTD)