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一般人もできる!高利回り15%「ヘッジファンド」の始め方とリスク

おカネの執事の知られざる世界
花輪 陽子 プロフィール

ヘッジファンドと投資信託はこんなに違う!

ヘッジファンドは、報酬体系が一般の公募投信とは違うのが特徴です。

たとえば、「2と20」と呼ばれ、ファンドにもよりますが、資産管理手数料の2%と利益から20%が成功報酬として取られる形が一般的です。

公募投信の多くは販売手数料がかかりますが、ヘッジファンドの場合は販売手数料を取らないファンドも多いのです。つまり、投資資金の全てを資産運用に回すことができ、利益が出たらそこからファンドマネージャーに報酬を支払うという仕組みです。

公募投信の場合も保有中に2%前後の信託報酬を取ることが一般的なので、運用の成果に応じて成功報酬とするのは納得がいきやすい報酬体系なのではないでしょうか。

運用の成果に関わらずお金がもらえるとなると、サラリーマンファンドマネジャーになってしまいがちです。その点、ヘッジファンドは成果報酬でファンドマネジャーの収入も左右されるので、プロが本気で運用してくれるとも言えるわけです。

〔photo〕iStock

ヘッジファンドが手堅く高利回りを狙えるワケ

ヘッジファンドと一般的な公募投信では、運用方法にも違いがあります。

公募の投資信託は、運用方法に制限を設定していて、相場が一方向に動いた時にのみ利益が出る仕組みのものが多いです。例えば、インデックス投信に投資をした場合、上げ相場では場合によってはヘッジファンドよりも高いリターンを出す場合もありますが、下げ相場では暴落の影響をまともに受けてしまいます。

 

例えば、リーマンショックの前にTOPIX(東証株価指数)に連動した投資信託を買ったとしましょう。相場の暴落で基準価格が半分になってしまった場合、半分になった投資資金を再び元に戻すには基準価格が2倍にならないと戻りません。1000万円が500万円に減ってしまっては、そこから2倍にならないと1000万円に戻らないのです。多くの人は相場が回復するまでに売却をしてしまうのです。

「投資信託を保有する個人投資家の半数近くが損失を抱えている」。金融庁が投信を販売する銀行に実施した調査で、このような実態も明らかになったばかりです。

一般の人はキャピタルゲインの追求にとらわれがちですが、ヘッジファンドを利用する人たちはどちらかというとインカムゲインを中心に手堅い運用を考えている人が多いです。

ヘッジファンドは、公募投信と比べると比較的自由な運用が可能で、先物取引や信用取引などを積極的に活用することで相場の上げ下げに関係なく利益を出すことが可能になるのです。つまり、リスクヘッジをしながらも積極的な運用を行うことができるのです。