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2019年夏・衆参同日選をにらんで動く「野党連合」のキーマン

与党も野党も悩みが深い

今度こそ「野党共闘」できるか!?

日を追うごとに2019年7月の衆参院同日選挙の可能性が強まる中で、野党側は立憲民主党(枝野幸男代表)を軸に「オール野党」結集に向けた動きを活発化させている――。

暮れも押し迫った12月18日、立憲民主党は常任幹事会を開き、衆院会派の「無所属の会」(会長・岡田克也元民進党代表)の安住淳元財務相、中村喜四郎元建設相、江田憲司元民進党代表代行ら6人が同会派に加わることを了承した。

去就が注目される岡田氏は来年1月の第198回通常国会召集前に会派入りし、野田佳彦元首相も同調するのが確実視されている。

こうした立憲民主党の党勢拡大は年初以降もさらに続くと見られるが、オール野党結集実現のカギを握るのは、いまやミニ政党に成り下がった自由党の小沢一郎代表である。「また小沢かよ」と言われる向きが少なくないと思うが、事実だ。

オール野党結集の成否は、一にかかって共産党(志位和夫委員長)も参加する「野党共闘」ができるかどうかである。それを占う上で重要なのが、次期衆、参院選に向けての立民公認の候補者擁立なのだ。

 

キーマンは福山哲郎氏

旧民主党時代のトラウマからか枝野代表は小沢氏とタッグを組むことに慎重とされるが、福山哲郎幹事長にはそれほど強いアレルギーはないという。換言すると、小沢氏が仕掛ける「野党共闘」の成否は福山氏がキーマンになるということだ。

では、福山幹事長の地元・京都府の選挙区事情を精査してみる。まず、参院の京都府選挙区(定数2)の改選議員は西田昌司(当選2回・自民党細田派)、倉林明子(当選1回・共産党)の両氏である。

福山氏はすでに元タカラジェンヌと同性結婚式を挙げて話題となったLGBTコンサルタントの増原裕子氏擁立を発表している(現在のパートナーは経済評論家の勝間和代氏)。ところが、国民民主党(玉木雄一郎代表)は前原誠司元民進党代表の秘書だった斎藤アレックス氏(松下政経塾出身)公認を内定したのだ。立民vs.国民のみならず、旧民主党時代の先輩・後輩対決の様相となっている。

この対立構図のまま選挙戦に突入すれば、共産党の倉林氏が漁夫の利を得ることになる。だからといって、増原氏を降ろすわけにはいかない。何故ならば、福山幹事長は定数2以上の複数区すべてに候補者を擁立すると大見得を切っていたからだ。