地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1610年のこの日、ガリレオ・ガリレイ(Galileo Galilei[伊]、ユ暦1564- グ暦1642年)は初めて木星に望遠鏡を向け、そのまわりを回る衛星を発見しました。

ガレリオ・ガリレイ(19世紀の版画より) photo by gettyimages
ガリレオが発見した、木星の4つの衛星「イオ」「エウロパ」「ガニメデ」「カリスト」は、ガリレオ衛星とも呼ばれ、条件のよい日には双眼鏡でも見ることのできる大きな衛星です。

ガレリオ衛星。左からイオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト photo by gettyimages
木星の衛星の数は16個、と覚えている方もいらっしゃるかもしれませんが、じつは21世紀に入ってから、次々に新しい衛星が発見され、現在では少なくとも60個以上の衛星が木星のまわりを回っていることが確認されています。
地球から探査機を送ることができるほど近くにある、太陽系の惑星についても、まだまだわかっていないことがたくさんあるものなんですねえ。