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日本初の人工“惑星”の打ち上げ成功から今日で36年!

サイエンス365days

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

人工「惑星」とは?

1985年の今日(1月8日)、ハレー彗星探査機「さきがけ」が、鹿児島県内之浦の宇宙空間観測所から打ち上げられました。「さきがけ」は、第二宇宙速度(秒速11.2キロメートル)以上の速度を得て、地球の周回軌道から脱出し、太陽を公転する軌道に入った、日本初の探査機です。

地球の周回軌道をまわる探査機(人工天体)を人工衛星と呼ぶのに対して、太陽を公転する軌道に入ったものは人工「惑星」と呼ばれます。

さきがけ
  さきがけ Photo by Kodansha Photo Archives

ちなみに、人類が打ち上げた探査機のなかには、太陽の公転軌道からも離脱して太陽系外に向かって飛行中の「ボイジャー」などもあります。こちらは人工恒星とは呼ばれず、「深宇宙探査機」などと呼ばれることが多いようです。

ハレー彗星を近距離から観測

翌1986年の3月には国際協力によるハレー彗星探査に参加し、ハレー彗星に699万キロメートルまで接近して、彗星付近の太陽風磁場やプラズマを観測しました。

【写真】ハレー彗星
  ハレー彗星 Photo by Getty Images

1998年にはジャコビニ・ツィナー彗星への接近観測を行う計画も検討されましたが、推進剤が不足していたために断念され、1999年1月8日に探査機の送信機が停止されて運用を終了しました。