2019.01.13
# 貯蓄

一般人でもなぜか1000万円「貯まる人」になれる、超簡単な方法

ほったらかしなのにどんどん貯まる
岩城 みずほ プロフィール

投資は「いつ買うか」を気にしないでいい

「適切に分散する」というのは、投資の基本的な考え方として、分散投資をするとリスクが軽減するとされています。

〔photo〕iStock

一つの資産だけに投資をするよりも、値動きの異なる複数の資産に分散投資を行うことで、価格の変動が小さくなり、リスクを軽減することが期待できるというものです。iDeCoやつみたてNISAでは、まさに「投資信託」という分散投資ができる商品を利用します。

そして、もう一つ、時間の分散も大事です。確定拠出年金制度やつみたてNISAなら、毎月決まった日に、決まった投資信託を、決まった金額だけ自動的に買い付けて行くので、自然と時間の分散ができます。価格が高いときには、少ししか買えませんし、価格が安いときにたくさん買えます。

長期で投資を続けることで、投資信託の平均取得価格が引き下げられる効果があるのです。いつ買おうかという、売買のタイミングを計る必要もありません。これは、ドルコスト平均法といい、投資信託に投資をする上で有効な投資手法といわれている方法です。

いずれも、投資信託を使って毎月決まった金額を投資していく「iDeCo」と「つみたてNISA」ならこれらが仕組みとして組み込まれているのです。

 

たった5年で「手取り年収の半分」もの額が貯まる

仕組み作りはこれで完成です。有紗さんは、今年は、毎月の必要貯蓄額5万5000円のうち、iDeCoに1万5000円、つみたてNISAに1万円を国内外のインデックスファンドで積立投資します。残りの3万円は貯蓄口座で積み立てて行きます。

さて、5年後、仮に有紗さんの手取り年収が上がらなかったとしても、貯蓄口座の貯蓄残高は180万円です。手取り年収の約半分です。会社員の有紗さんは、もし病気や怪我で仕事ができなくなったとしても傷病手当金を受け取ることができますので、ひとまずは生活防衛資金として十分な金額です。

自営業者の人は、年収分くらいを目指しましょう。「貯蓄実行五ヵ年計画」で自分のセーフティネットを作りながらお金を貯められたことになります。

1000万円「貯まる人」になる

以降の6年目からは、増やすスピードを上げて行きます

毎月の必要貯蓄額のうち、iDeCoを掛け金の上限の2万3000円、つみたてNISAも上限の3万3000円にします。残りは貯蓄口座で積み立てて行きます。

この時、「日本株式のインデックスファンドと、日本以外の先進国の株式インデックスファンドを4:6くらいの割合で持つとすると、1年後に最悪で3分の1損をする可能性があるが、それと同じくらいの可能性で4割儲かることがあり、平均的に年率5%くらいのリターンが期待できる」と考えます(『人生にお金はいくら必要か』山崎元氏と共著)。

仮に前述の方法で、今年から20年間積立投資を続けた場合、元本の合計額は1158万円で、5%で複利運用すると、計算上は1800万円くらいになります。過去のデータから20年間の期待リターンが平均して5%というのは決して大げさなことではありませんが、もしそこまでのリターンを望めないとしても、必要貯蓄率を守っていれば、1000万円はゆうに貯められる計算になります。

投資信託の価格は上がったり下がったり繰り返しますし、途中でお金が必要になれば、つみたてNISAの口座から、解約して使うこともあるでしょうが、長く持ち続けることで、お金を育てて行くことができるのです。

仕組みを作り、とにかく続けることが大切です。ライフプランの変更、大きな支出や収入があったときには、「人生設計の基本公式」で必要貯蓄率も計算し直してみてください。さあ、あなたもまずは「貯蓄5ヵ年計画」を実行し、お金を貯めて増やしましょう!

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