1月 1日 世界協定時(UTC)の実施(1972年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1972年の1月1日、世界各国の標準時の基準となる世界協定時(UTC)の運用が開始されました。日本の標準時(JST)は、このUTCを9時間進めたものと定められています。

みなさんが普段使っている「時」には、じつはいくつかの種類があることをご存じでしょうか? ここでは世界的に用いられている3つの時をご紹介しましょう。

1つめは「国際原子時(TAI)」です。これは1958年1月1日0時0分0秒を基準として、世界各国にあるセシウム原子時計の時刻を平均することによって決定されています。

セシウム原子時計英国で最初に導入されたセシウム原子時計 Photo by Getty Images

2つめは「世界時(UT)」で、地球の自転に基づく時刻です。地球が1回転する時間はずっと一定だと思われがちですが、じつは1000分の1秒の単位で日々変動しているそうです。最近の傾向では、徐々に地球の自転は遅くなる傾向にあり、国際協定時よりも世界時は32秒ほど進んでしまっています。

3つめは「世界協定時(UTC)」です。これは、国際原子時に整数秒を足し引きすることで、世界時とほぼ同じ時刻になるように調整したものです。たまに挿入されて話題となる「うるう秒」というのは、この調整をするためのものなんだそうです。

なにげなく使っている時間も、よくよく考えてみると意外に奥が深いものなんですねえ。わたしももっと時間に気を使って行動していきたいものです。

【写真】時計Photo by iStock