12月30日 日本初の地下鉄が開通(1927年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1927年のこの日、東京の上野-浅草間に、現在の東京メトロ銀座線の一部となる日本初の地下鉄が完成しました。日本で最初の地下を通る鉄道としては、東京駅と東京鉄道郵便局(現在のJPタワーの場所)の間を結んだ荷物(郵便物)運搬専用のものでしたが、旅客用の鉄道はこの上野・浅草間のものが日本初となります。

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世界で14番目の地下鉄で、営業開始はこの日の午前6時だったそうです。一番電車には皇族が招待され、約2.2キロメートル、4分50秒の地下の旅を体験しました。

料金は10銭で、コインを入れて通る無人のターン式自動改札が採用され、電車のドアも自動開閉式のものでした。運行区間は、歩いても30分ほどしかかからないわずかな距離でしたが、乗車に1時間待ちの行列ができるほどの大盛況だったそうです。

【写真】上野駅の地下鉄ストアビル
  1931年には、上野駅前(現在の東京地下鉄本社の位置)に、地上9階・地下2階の地下鉄ストアビルも開業した。正面の壁面一杯を利用した、当時世界最大といわれた電気時計が注目の的となった photo by gettyimages

なお、世界で最も古い地下鉄は、1863年に敷設されたロンドンの鉄道です。パディントン駅からファリンドン・ストリート駅(現在のファリンドン駅)の間、約6kmの区間(現在のサークル線の一部)です。

【写真】開業のころの地下鉄の様子を伝える画
  開業当初のロンドンの地下鉄。開業当初は蒸気機関車が客車を牽引した photo by gettyimages
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都市の地下で進められるトンネル建設には土木技術の粋が集められ、車両や軌道にも工夫が凝らされています。