【PR】喜寿を迎えたDJ小林克也が、目標を持たない理由

KATSUYA KOBAYASHI

小林 克也

2019.01.07 Mon

左から、松尾英里子さん、小林克也さん、日本生命商品開発部・栗林崇さん

前編では、DJだけでなく、CMや司会など、幅広いジャンルで活躍している小林克也さんの半生を伺いました。そんな小林さんも今年で77歳を迎え「長生きすることは嬉しい反面、不安も増える」と。そこで後編では、人生100年時代といわれる長寿社会を迎え、一人ひとりが安心して自分らしく生活できることサポートする日本生命の「Gran Age プロジェクトについて、同社商品開発部の栗林崇さんにお話を伺いました。
(取材&文・平原悟/写真・村田克己)

いま生まれた赤ちゃんは140才まで生きる?

松尾 前編では小林さんの精力的な活動を中心にお話しいただきました。これからは、健康への意識をお聞きしたいと思います。まず、食生活ではどのようなものがお好きですか。

小林 僕は今の若者と同じ草食系ですよ。食べるものは野菜中心。ただ生野菜よりも、おひたしとかきんぴらゴボウはよく食べますね。

松尾 かなり食生活に気をつけていらっしゃるようですね。

小林 いや、好きだから食べているだけですよ。テレビではこれが体にいいから食べましょう、と言っているじゃないですか。でも、僕は疑り深い質だから、あれはあんまり信用しない。むしろ体に悪いと知りながら、たまにはギトギトと脂っこいものを食べたくなるのが人間だし、それがむしろ自然だと思うんです。

栗林 毎日野菜だけではあきますし、たまにはちょっと体によくないかなと思えるものを食べることで、精神的に満たされる部分もありますよね。

松尾 運動については、いかがでしょう。健康のために習慣にされていることはありますか。

小林 散歩はよくします。あとはゴルフも好きですね。でも、特別なことはやっていませんよ。

松尾 健康のために特別なことをされないというのは、今も若い時と変わらないからですか。

小林 いや、そんなことはありません。声は僕の商売道具だけど、昔とはかなり違うのは自分でもわかっている。町でふいに話しかけられたら爺さんの声になっていると思いますよ。でも、そのおかげか、昔よりも正しい発声に近づいた。多分あと20年は大丈夫なんじゃないかな。

松尾 実は昨年の7月に、日本人の寿命に関して発表がありました。厚生労働省が2018年7月20日に公表した簡易生命表によると、2017年の日本人の平均寿命は男性で約81歳、女性は約87歳で過去最高を更新しています。

1990年~2015年までの推移を見てみると、25年の間で男性・女性ともに約5歳伸びているんですね。小林さんが生まれた1941年頃と比べると、約35年も伸びています。2050年には、男性が約83歳、女性が約90歳まで上昇すると推計されています。

小林 僕は以前、胃がんと前立腺のがんを経験しています。その時友人が、ハワイの医療コーディネーターを紹介してくれたのですが、その彼が「いま生まれた赤ちゃんは140才まで生きる可能性があるかも」と言っていましたね。その時は「本当か?」と思ったけど、AIなどの発達で新薬の開発速度が桁違いに速くなるらしい。だとすれば、日本でも寿命が100才になるというのも、不思議ではありませんよね。

長生きは嬉しい反面、不安も増える

松尾 まさに“人生100年”とも言える長寿社会が到来するわけですね。そうした来たる長寿化に対応するため日本生命では「Gran Age プロジェクト」を推進していると聞きました。これはどういうものか、教えていただけますか。

栗林 「Gran Age プロジェクトとは、人生100年とも言える長寿社会が到来するなかで、お一人おひとりが「安心して・自分らしく」より豊かに生き、明るい長寿時代とすることをサポートする日本生命の高齢社会対応の総称です。加齢に伴う心身の変化を研究し、高齢社会に起こる個人と社会のさまざまな課題を解決する学問である「ジェロントロジー」の考え方に基づくものです。日本生命では、いち早く、2006年から東京大学・ニッセイ基礎研究所の協力のもと、「ジェロントロジー」の研究に取組んできました。

松尾 ジェロントロジーですか。どういった取組みがあるのでしょうか。

栗林 はい。「ジェロントロジー」では、高齢者のQOL(生活の質)を改善し、加齢に価値と希望を持てるようにするために、万一の時に残したいものや伝えたい事を事前に決めておく、楽しみや生きがいを持つといった取組みを推奨しています。前回ご紹介した「ニッセイ脳トレ」もこうした研究から生み出されたサービスです。

松尾 長生きすることは嬉しい反面、それに伴い不安も増えるという話も聞きます。私の祖父なども長生きすることはいいけど、不安も増えて困るとよく言っています。

小林 それ、すごくわかる。むしろ毎日不安です。喜寿のお祝いの時もこう挨拶しました。「みんながお祝いを開いてくれるというから、前からこの日を楽しみにしていました。でも昨夜、急に不安になりました。もしかしたら明日だれも来てくれないんじゃないか。でも、こうして大勢集まってくれたのを見てほっとしました。」

つまり、二日間でも上がって、下がって、また上がる。こんなに気持ちに起伏があるとは、年を取るまでわかりませんでしたね。

松尾 不安と言えば、保険も老後の生活を経済的に支える商品ですが、高齢化が進むと手続きをするだけでも大変な方も増えると思うのですが。

栗林 当社では、70歳以上のご高齢のお客様を中心に、意思能力低下や家族環境の変化が生じる可能性を想定し、保険加入時およびアフターサービス時などに丁寧な対応を行っています。まず保険加入時ですが、70歳以上のお客様に対して、お手続きの際にご家族の同席を勧めて、ご契約内容の理解を促しています。

松尾 ご家族が同席していれば安心感は増しますね。

栗林 また、アフターサービスとして、全契約者に対してご請求いただける給付金がないか等をフェイストゥフェイスで確認を行う「ご契約内容確認活動」がありますし、ご高齢のお客様に対しては、事前に登録いただいたご家族にも契約情報をお知らせするサービス「ご契約情報家族連絡サービス」というものもあります。例えば、急な入院などで契約者が直接当社に連絡できない場合でも、登録されたご家族が必要な手続きを確認することができます。

小林 そうか、年を取ると自分でどんな保険に入っていたか忘れる可能性があるからね。

松尾 契約内容が家族と共有できていることで、必要な手続きをより速やかに行えますね。

栗林 2018年9月末時点で約70万人のお客様にご登録いただいており、70歳以上の方の約半数、85歳以上の方の約7割が当サービスに登録されています。

小林 そういうサービスを担当するのは日本生命のスタッフの方ですか?

栗林 日本生命には全国で5万人の営業職員がいます。その営業職員たちが全国のお客様のもとに伺って、サポートさせていただいています。

小林 家族も交えてサポートしてくれるのは心強いけど、最近は一人暮らしの高齢者も増えているからね。

松尾 生涯独身の方や死別・離別などでひとり暮らしをしている方、また、お子さんがいても、身近にいないなど日常的に頼れる方がいない高齢者が増加していると聞きますね。

小林 そう、仕事をしている時は大勢の人と関わっているからいいんです。特にラジオやテレビでは僕みたいな年寄りよりも若い連中がほとんどですから。ところが僕の年齢になると、会社はリタイアしているのがほとんどです。それで一人暮らしだと、人と話をすることもない。あれはよくありませんね。

栗林 私も最近になって分かってきたのですが、生活のさまざまな場面で”身元引受人”や”本人・配偶者以外の緊急連絡先”が必要となるケースが多く、身近に頼れる家族がいらっしゃらない方は、大変お困りのようなんです。病院に入院する際や介護施設に入居する際にも、身元引受人が必要となるケースも一定あるようです。

小林 そうそう、その話は以前、友達からも聞いたことがありました。

栗林 病気や介護だけではなく元気で前向きに暮らしたいと思っても、海外旅行の申し込み用紙に書き込む緊急時の連絡先として書ける人がいない、ということもあるようなのです。家族構成が変化しているわけですが、それでも若い方が支えるということを前提にしている場面というのは少なくありません。

小林 たしかにそれは困るでしょうね。財産を守っていくのも、一人で考えてもなかなかいいアイデアは浮かばないし、もっと大変なのがどういう死に方をするか。これは自分で考えても、一人だけだとそれを実行するのは難しいですから。同じ立場の人が善意で集まるコミュニティーやネットワークのようなものがあるといいのかな。

新サービス「GranAge Star」とは

栗林 まさにそうですよね。最近は頼れる家族がいらっしゃっても「子どもの世話にはなりたくない」と考える方は多いですし、一方で、高齢者の「孤独死」も無視できない問題になっています。家族のあり方や高齢者の意識が変化する中においても、安心して自分らしい人生をお過ごしいただくために、日本生命では、今年の4月から「GranAge Star(グランエイジスター)」というサービスを開始する事にしました。

これは、生前から死後に至るまで一貫したサポートを提供するサービスです。生前は、終身にわたる身元保証、日常的な生活支援、認知症に備える任意後見や特別企画付き旅行のご案内等を行います。更に死後は、ご自身の生前の意思に基づいた葬儀・部屋の片づけ等を行います。日本生命はこのサービスを既契約者の方々にご案内し、NPO法人等がサービス提供する体制を組んでいます。

小林 家族に代わっていろいろな手続きをしてくれるわけか。

栗林 このサービスはちょっとしたお手伝いとしても利用することができます。例えば、入院されたときに着替えをお持ちするとか、介護施設の見学に同行して説明を一緒に聞く等、さまざまな場面でご利用いただけます。お部屋の電球を取り換えて欲しい、といったニーズにも対応できます。あとは、旅行がお好きな方にはクラブツーリズムの特別企画付き旅行もご案内するサービスも準備しています。

小林 家族が身近にいても、介護施設をどう選べばいいかは難しいから、それはありがたいサービスですね。

栗林 こうした存命中の支援にくわえて、お亡くなりになった後のサポートも用意させていただきました。例えばお一人で暮らしてこられた方が亡くなられた時、お墓を事前に準備していたとしても、そこに勝手に入ることはできません。そこで、生前に自分は死後ここのお墓に入りたいといったことを決めていただくと、ご希望通りに埋葬手続きができます。

さらに、亡くなられた後はそれまで住んでこられたお部屋の整理も行われます。例えばこれは処分していいけど、これはどこかに寄付して欲しい、または親戚の誰かに引き継いで欲しいと言ったことをあらかじめお聞きして、その通りに行われるというサービスもあります。

小林 保険会社なのにそこまでしてくれるの? 費用はどれぐらいかかるの?

栗林 お客様が望まれるサポートによって、かかる費用は区々です。ただ、日本生命のお客様のうち、一定の要件を満たした方は、サービス費用の一部を既に加入している保険金で賄う事で、追加の費用負担を抑制するスキームを検討しています。生命保険は、昔からゆりかごから墓場まで、と言われてきましたが、本当の意味で最後の最後までお支えできる体制が整ったと考えています。

松尾 さて、ここまでアクティブシニアの代表として小林さんにいろいろとお話をうかがってきましたが、最後に100才に向けて目標をお聞かせいただけますか?

小林 目標はない。やれることをやっていきたい、という感じですよ。

栗林 流れに任せる方がいい出会いもあるかも知れませんね。

小林 そうなんだよ。そう言えばこの間、僕と同世代のアーティスト夫婦がいて、渋谷で個展を開いたから、見に行ったんです。昔から現在まで作品が並べてあるんだけど、すごく変化していた。それを見て彼は画に生きているな、と感じて、すっかり見直した。彼は現在も精力的に創作活動を続けているわけでしょ。それは並大抵の努力ではないと思うけど、そういう新たな発見が自分の人生に起きて欲しいと言うことも思いましたね。

松尾 そうですね。新たな発見が生きていくうえでのエネルギーになりますからね。

小林 年を取ると何でもわかった気になる人がいるじゃない。たしかにいろんな経験してきたけど、まだまだ知らないことはいくらでもある。それを探し続けていきたいですね。一匹狼みたいなものだから、餌は自分で獲りにいかないと誰も与えてくれませんからね。

松尾 やっぱりご自身ではなんと言おうと、ポジティブでアクティブですね。

栗林 間違いありませんね。本日はありがとうございました。

「Gran Age プロジェクト」の詳細はこちら

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小林 克也(こばやし かつや)

1941年広島県生まれ。慶応義塾大学在学中よりガイド、司会業などの「話す」仕事を数多くこなし、29歳でラジオのDJを始める。ラジオ番組をきっかけに伊武雅人らとスネークマン・ショーを結成(76年)、YMOと共演しアルバム多数発表。テレビ朝日「THE BEST HIT USA」司会(80年~89年)小林克也とThe No,1 Band結成(82年)。映画「逆噴射家族」(84年)主演。画期的英語教材「小林克也のおしゃべりアメリ缶」発表(87年)現在はDJ、司会、俳優業をこなしている。