日本株の「黄金テーマ」が出現…! 個人投資家が笑う3つの理由

低調な小型株の「特効薬」となる
大川 智宏 プロフィール

すでに80%以上も市場をアウトパフォームしている!

さて、これらをすべて踏まえれば、投資すべきテーマは明確だ。

シンプルに、手堅く「介護サービス」一択だ。

 

高齢者が今後発生しうる必要経費として介護費用を貯蓄している可能性も高く、これまでのデータから今後数十年間にわたって莫大な貯蓄がこの分野に流れ込み続けることは疑いない。

事実として、介護サービスを主要事業のひとつとする上場銘柄を集めてバスケットを作り、TOPIX先物でヘッジをしてパフォーマンスを計測すると、過去3年間だけを見ても安定的な高パフォーマンスを叩き出している(図表7)。

図表7 :介護関連バスケットと小型株効果
〔出所〕Datastream

「介護を主事業とする」というテーマ以外に一切手も加えず、しかも乱調となった2018年も含めて3年間延々と右肩上がりに80%も市場をアウトパフォームしていることがわかる。

また、介護サービス株は小型株が多く、冒頭述べたように今年の夏以降に小型株は猛烈な売りに晒されている状況だが、当該バスケットは淡々とリターンを重ねているのだ。

最後にダメ押し的に付け加えれば、来年の消費税増税に伴う増税収分の財源の使途は、赤字国債の削減への充当分を除いた2.8兆円のうち、主として教育(1.7兆円)と高齢者福祉の充実(1.1兆円)に割かれる。少なくとも今後数年間は追い風が吹く可能性が高い(ただし消費増税延期があったら要注意)。

不安定な相場が続く中での介護バスケット、長い目で見てお勧めのアイデアである。

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