# マネジメント

「責任逃れ」「前例重視」…部下がついていきたくない上司の言動20

バーのママの即席リーダー塾
河合 太介 プロフィール

失敗は部下のせい

高野:あとですね、これも本当に腹が立ったことなんですけど、「失敗の責任は部下のせいにする」ってやつですね。

佐藤:おっ、また、きつそうなのがきたね。で、どんな話?

高野:はい。これはですね、全社の方針だからということで、僕が半ば強引に担当させられた案件の話です。僕としては、本当にこの方法でいい方向にたどりつくのかなという疑問があったので、そのことを何回も上司に訴えていたんです。でも、その上司がいつも「いや、これはもうこれでやると決まったので、黙ってやってくれ。何かあったら私のほうで対処するから、とにかくやってくれ」と言うばかりだったんで、まあ、そこまで言うならということで、担当者として粛々と取り組みました。

関係部署が多くて、けっこう大変な仕事だったんですが、一年間くらい集中して取り組んだんですよ。それで形にはなったんですが、運用を始めると予想通りというか、あまり良い結果が出ないんですね。運用上のトラブルもなかなか消えなくて。まあ、こうなる可能性が高いと思っていたから、最初から疑問を上司に投げかけていたんですけどね。

 

ところが、ある日その上司に呼ばれて、突然「君のやったことは大失敗だよ。この責任を君はどうとるつもりなんだ」と言われたんです。まったく持って「はあ?」ですよ。途中も、何回も課題について話をしたし、その都度、いいからやってくれと言ったのはあなたですよね、と口から出かかりました。 

あとからわかったのですが、何かあったら対処すると言っておきながら、僕が話した課題点や疑念は、その上司、一切上には話をしていなかったらしくて、全部僕の責任でやった問題ということで処理されていたそうなんです。ホント、どんな対処だよ!と思いました。あのときはマジで、上司に対する殺意を感じましたね。

牧村:そういう人に限って、あれですよね、成功したら手柄を自分のものにするタイプですよね。

佐藤:でも、程度の差こそあれ、「成功は自分のもの、失敗は部下のもの」にするっていう上司は、けっこう存在するよなあ。自分も気をつけないとな。

高野:ホントそうですね。こういう上司には、ついていきなくないどころか、二度とつきあいたくないですよね。

箸の上げ下げ

牧村:賢介から重たい話が続いたので、ちょっと話を変えて、今度は私の話をしてもいいですか。

佐藤・高野:もちろん。

牧村:私が嫌なのは、「箸の上げ下げ」。何をするにも、もう、本当に細かいの。書類一つとっても、いちいち細かいところをあーだーこーだ言ってくるし。何かやろうとすると、それもまた、あーだこーだ言ってくるし。あー、もー、だったら自分でやってくださいよ、って言いたくなる人ですね。

高野:わかる。いるよね、そういう人。

牧村:いるでしょ。それで、その指示や意見が、ものすごく的を射ていて、あーなるほどなあって、こっちも勉強になるような人だったらいいですよ。だけど、だいたいが箸の上げ下げをしてくる人に限って、そんなことどうでもいいよ、どっちでもいいよ、というようなことを言ってくる。

高野:本人だけの意味不明なこだわり、ってやつだよね。

牧村:そうそう。ホント、こだわっているのは本人だけっていう意味不明な指摘。あとね、上司面したいだけのために、部下の仕事にいちいちダメ出ししてくる人もいるじゃない。

高野:いるねえ。

牧村否定のための否定。そのせいで、資料を作り直したり、やり直したり、本当に時間の無駄。それでも言う通りにしないと通らないから、仕方なく、その指摘にそろえる。別に上司の顔を見て仕事をしているつもりはないけど、面倒くさいから、そうしているだけ。そういう上司についちゃうと、めちゃくちゃモチベーションと生産性が落ちるわ。