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# マネジメント

「責任逃れ」「前例重視」…部下がついていきたくない上司の言動20

バーのママの即席リーダー塾

上司の最大の悩みは部下、部下の最大の悩みは上司。
多くのビジネスパーソンが持つリーダーシップの悩みを物語を通して解決する注目書『本物のリーダーは引っ張らない』(講談社)からそのエッセンスを何回かに分けてお届けする。
登場人物は4人。
佐藤浩二:昔ながらの体育会系リーダーシップを実践するも、最近なかなか部下とうまくいかないことに悩んでいるアラフィフ。
高野賢介:優秀な若手として、期待されてリーダーを任されたものの、なかなかうまくいかなくて悩んでいる。
牧村美香:賢介の学生時代からの友人で、最近上司からリーダーにならないかと打診されて、「私なんて向いていない」と悩んでいる。
ママ:リーダーシップで悩める3人が出会ったワインバーの経営者。彼女はじつは7軒の店を経営・成功させている凄腕。即席リーダー塾の講師役。   今回は「部下がついていきたくないと思うリーダーの言動」。あなたの身近にもこんなリーダーはいませんか? (前回はこちら) 

 

梯子外し

佐藤:みんな、いままでどんなリーダーにはついていきたくないって経験した? こんなことを言われたから、あるいは、こんなことをされたから、やる気がなくなったとか、気持ちがへこんだとか。

高野:僕がされて本当に腹が立ったのは、「梯子外し」ですね。

平社員だったときの話なんですけどね。当時の課長と事前にすり合わせて、課長も「うん、これでいいんじゃない」って言っていた提案があったんですよ。ところがその提案を部長会議にかけたときに、それが部長に否定され始めると、課長が急に手のひらを返して、「やっぱり、そこが課題ですよね」なんて部長に同調し始めて、僕の提案を否定、攻撃してきたんです。

牧村:ひどい!

高野:でしょ。最初訳がわからなくて。途中でようやく、登っていた梯子を外されるって、このことかって。本当に、その課長のことを恨みましたよ。

佐藤:高野さんも、その目にあった口か。

高野:というと、佐藤さんも?

佐藤:嫌というほど(笑)。梯子外しには、高野さんがやられたことの他にもいろいろなパターンがあるよな。例えば会議で、こっちの形勢が悪くなって責められモードになってきた瞬間、リーダーが「俺は何も知らん」とばかりに地蔵のように固まったりするパターンね。質問に一切反応しないで、相手方の攻撃を100%全部俺が受ける目にあったことがあるけど、これも一種の梯子外しだよなあ。

ひどかったなあ、あのときは。まあ、俺もたくさん嫌な上司にあってきたけど、梯子外しする上司には一発で、絶対についていきたくないと思うよ。